歌手、松山千春（69）が10日、FM NACK5「松山千春 ON THE RADIO」（日曜後9・0）に生出演。第107回全国高校野球選手権大会に参加していた広陵（広島）が同日、出場辞退を表明したことについて語った。
広陵は1月の部内暴力に端を発して交流サイト（SNS）で情報が拡散し、その影響の大きさを重く受け止めた。不祥事による夏の甲子園大会辞退は部員の暴力や喫煙のあった2005年の明徳義塾（高知）以来3件目で、大会開幕後は初めて。
問題の情報は大会開幕直前から拡散。広陵は7日の1回戦で旭川志峯（北北海道）に3-1で勝ち、第9日第4試合で津田学園（三重）と対戦予定だった。津田学園は不戦勝となり3回戦進出。第9日は3試合を実施する。
松山は「何と言っても、広陵高校、暴力問題で2回戦を辞退するというね。春先にあった暴力問題で一応、高野連から厳重注意は受けたんだけど、出てきたんだよな。1回戦、旭川志峯高校とやって3-1で勝って次に上がるっていうときにいろんな方からな、『広陵はこんな暴力事件とかあって出ていいのか』みたいな、いろんなこと言われたんだろうな。先生としてもつらいとこっちゃ、つらいとこだったかもしれないけどな、だから2回戦を辞退する。で、三重県の津田学園が不戦勝ということなんだけどな、なら1回戦からな、何とかしてもらいたかったなぁみたいなね、ところもあったりなんかしますけどね」と指摘していた。
■松山 千春（まつやま・ちはる）本名同じ。1955（昭和30）年12月16日生まれ。北海道足寄町出身。足寄高卒業後、75年に「全国フォーク音楽祭」北海道大会への出場をきっかけに、77年にシングル「旅立ち」でデビュー。以降、多くのヒット曲を生み出す。
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