視聴率は『19番目のカルテ』が1位だが 夏ドラマ初回放送で「視聴者をくぎづけ」にした作品ランキング

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異色のサスペンスが上位に

 家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、TVスクリーンへの「アテンション(注視)」を測るREVISIO株式会社は、2025年4月にスタートした夏クール放送ドラマの、「初回放送の注目度」ランキングを発表しました。「注目度」とはTVの前にいる人のうち、「TV画面にくぎづけになっていた人の割合」で、注目度が高いほど視聴者がドラマに夢中になっていたことを表しており、これによって、番組やCMの視聴態勢データを取得しています。

※ランキングの対象は民放放送のドラマのみとなっています。

 視聴率とはまた別の、初回放送の「注目度」で上位になった夏ドラマのTOP10を下から見ると、『初恋DOGs』(TBS)、『明日はもっと、いい日になる』(フジテレビ)、『愛の、がっこう。』(フジテレビ)、『放送局占拠』(日本テレビ)、『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』(フジテレビ)、『19番目のカルテ』(TBS)、『誘拐の日』(テレビ朝日)、『能面検事』(テレビ東京)、『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』(テレビ朝日)、『しあわせな結婚』(テレビ朝日)という順番になりました。

 特に注目を集めた『しあわせな結婚』は、阿部サダヲさんと松たか子さんが主演を務めるマリッジ・サスペンスです。「妻の秘密を知ったとき、夫は妻を愛し続けることができるのか?」という問いを軸に展開するストーリーが、視聴者の心をつかみました。男性からの注目度66.9%、女性からの注目度70.1%と、男女ともに高い支持を獲得しています。

 大石静さんによる脚本も話題となり、サスペンスのスリルとラブストーリーの切なさが絶妙に融合した作品として評価を集めています。初回放送では、松たか子さん演じるネルラが過去にある「事件」に関わっていたことが示唆され、視聴者の想像をかき立てる展開となりました。

 また、今クールは嵐のメンバーが主演を務めるドラマが3本あり、話題性の面でも注目を集めています。特に松本潤さん主演のTBS『19番目のカルテ』は世帯視聴率9.7%を記録し、視聴率では1位になりました。アイドルとしての華やかさを封印し、飾らない純朴な総合診療医を好演した松本さんの演技が評価されています。

 相葉雅紀さん主演の『大追跡〜警視庁SSBC強行犯係〜』は注目度ランキングで2位に入り、櫻井翔さん主演の『放送局占拠』もコア視聴層から高い評価を得ています。

 そして、コア視聴層(13〜49歳)からの注目度に着目すると、フジテレビ「愛の、がっこう。」が1位を獲得しました。木村文乃さん演じる真面目な高校教師と、「Snow Man」のラウールさん演じるホストの禁断の愛を描くラブストーリーが、若い世代から強い支持を受けています。

 ラウールさんが赤いスーツを華やかに着こなす歌舞伎町のホスト役で、普段のアイドルとしての振る舞いとは異なる挑発的で妖艶な仕草が、SNSでも大きな反響を呼んでいるようです。

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