『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』などで知られる漫画家の小林よしのり氏(71)が15日、自身のブログを更新。脳梗塞で入院しているが、現状を記した。
「脳のリハビリ」と題したブログで「脳のリハビリが始まったが、野菜の名前を7つしか言えなかった。普段から料理をしないからだと言い訳してほしい。自宅の住所も言えなかった。普段から覚えようとしてないからだと言い訳して欲しい。簡単な数字の計算も出来なかった。普段から、小銭入れを秘書に渡して勘定してもらってるからだと伝えて欲しい」と記した。
続けて「「まだ少しぼーっとしてるでしょう?」と聞かれたので、成績の悪さが恥ずかしくなって、病気のせいにしようと、「はい!モヤがかかってるような状態です」と嘘をついてしまった。きっと脳がだいぶ破壊されてると思っただろう。脱獄が遅くなるかもしれない。明日は即答を目指す」と締めくくった。
小林氏は14日までに「脳梗塞で左半身に痺れ、脳検査で脳内に血栓があちこちあるということで入院。HCUに入れられて、食事なし、点滴で生きている。寝たままシビンでやってるが、看護師さんのいない隙に一人で尿を出す方法を編み出した。2週間入院と言われているが、必ず1週間以内に脱獄したい。消灯時間になったら、スマホで茶魔のシナリオを書き出したが、アイデアが湯水のように湧き出て、止まらない。脳梗塞でもギャグが出るじゃないか!」と報告。
さらに「個室に移ったら、トイレがついてる。やったー!もうシビンでやんなくていいんだと思い、就寝時間を待って、点滴を持って、トイレに入ろうとしたら、突然、看護師2人が部屋に入って来た!自分で歩いちゃダメだと言う。車椅子に乗せて、連れて行くと言う。ベッドからトイレまでたった2メートル、歩いて5歩だ。それを車椅子で移動とは!わしは脚は麻痺してない。平然と立って歩けるのに、看護師を呼ばなきゃならない?勝手に歩くと、監視カメラで発見して、2名で静止に来るのである!脳内が血栓だらけだから、今度破裂したら、脳卒中で死ぬか、全身麻痺かもしれない。それで歩かせてもらえない」と病室での様子を記している。
小林氏は1953年、福岡県生まれ。『東大一直線』でデビュー。『おぼっちゃまくん』などのギャグ漫画が子供たちの間で大ブームに。1992年、『ゴーマニズム宣言』の連載スタート。思想エッセイ漫画という新ジャンルを打ち立て、1998年の『戦争論』も大ヒットした。
脳梗塞の小林よしのり氏“脳のリハビリ”開始も「自宅の住所も言えなかった」
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