NGT48結成10周年記念「1期生お披露目10周年特別公演」が21日、NGT48劇場(新潟市)で現メンバー34人が出演して行われる。主役の1期生、清司麗菜(24)と西潟茉莉奈(29)が、自身の10年を振り返った。【取材・構成 斎藤慎一郎】
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−10周年で感じることは
清司 14歳の時に1人で新潟にやってきて、高校卒業、成人式。人生の節目をNGTで過ごせていることが宝物です。NGTと一緒に大人になった感じです。
西潟 新潟で初めて1人暮らしをさせてくれた両親に感謝しています。家族がサポートしてくれていたことをありがたく感じました。それまでは何もしなくてもご飯が出てくる生活だったので。
−2人とも県外出身。不安は
清司 最初はホームシックになりそうだったけど、常にメンバーがそばにいてくれる。いろいろな方とも交流できるので、寂しくなくなっていきました。
西潟 不安より、県外から来て1人でやっていくぞという覚悟がありました。家族には感謝しているけど、1人の自由さも知って(笑い)。「早くお風呂に入りなさい」とか言われないですし。
清司 新潟のいいところも分かっていった。ロケで県内のいろいろなところに行って。自然が多いし、人も優しい。
西潟 食べ物もおいしいし。舌が肥えちゃって(笑い)。県外出身だからこそわかったこと。
−自身の変化は
西潟 最初の立ち位置はステージの後ろの方。前の方にいるメンバーを見て、どうやったらああなれるのかなって考えていました。でも、応援してくださる人は自分がどの位置にいても見つけてくださる。与えられたところで頑張ることが大切。悩むよりも、ファンを楽しませることが務めなんだって気がつきました。
清司 私は研究生からのスタート。つらかったけど、その経験があるから続けて来られた。スポットライトってそれぞれ違う。センターに立つことがすべてじゃない。これだ、という道を探して、見つけたら強くなれる。そのことを後輩たちに伝えて行きたい。
−今後目指したいものは
清司 センターがすべてじゃない、と言ったけど、センターに立ちたい(笑い)。10年続けてきたからこそ、少し欲張ってもいいのかなと。ファンの方々にも公言しました。
西潟 朱鷺メッセで(18年、21年以来の)コンサートがしたい。後輩にも私たちが見た景色を見てもらいたいです。常に思っているのは゛新潟から全国へ゛。NGTが全国に旅立って、好きになってくれた方を新潟に連れて帰ります。
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