「日本史でいう戦国時代とか幕末に行って欲しいけどずっと聖徳太子の話」
タレントの東野幸治が15日深夜、ABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』(金曜深夜1時)に出演。NHKで11日に放送された『超・ニッポンのお笑い100年〜芸人たちの放送開拓史〜』を振り返った。
爆笑問題と中川家が司会を務め、ひな壇は千原ジュニア、小籔千豊、フットボールアワー・後藤輝基、ウエストランド・井口浩之、ヒコロヒーら豪華メンバー。民放のアーカイブも振り返るということで「めちゃめちゃ楽しみにしてたんですけど」とわくわくして録画をチェックしたが、「どうしてもエンタツ・アチャコに割く時間が長いんですよ」と“そうじゃない感”を指摘した。
「アチャコさん、本当に素晴らしい近代漫才を作ってくれたっていう方で、何の非もないんですけど『そこ、(短くて)ええで』と思って」と口にした。そうそうたるひな壇メンバーについて「現役のお笑いの人やから、早く日本史でいう戦国時代とか幕末に行って欲しいけど、NHKはずっと聖徳太子の話ばっかりするから。M-1以降の漫才の変遷とか、バラエティー番組の『ひょうきん族』からダウンタウンさんたち、とんねるずさん、ウンナンさんが出て来た話をメーンで見たかったけど、ずっとエンタツ・アチャコさんなんですよ」と苦笑した。
続けて、「オレ、58歳ですけど、『漫才ブーム』も振り返らなくていいですよ。ビッグスリー(ビートたけし、タモリ、明石家さんま)から以降を見たいけど、ずっと聖徳太子、大化の改新ばっかりなんで」と不満を吐露。東野は「第2弾をやんねやったら、オレ、放送作家として入って、大幅に進行台本を変えたいなと思って」と制作側に回りたいとまで発言した。
今回は途中から早送りしたため、正確ではないとしつつ、最後のロールで巨大なパネルが用意され、主なバラエティー番組が紹介されていたという。漫才はエンタツ・アチャコ、バラエティーは土曜夜8時に放送された『コント55号の世界は笑う』と、ザ・ドリフターズの『8時だョ!全員集合』の『土8戦争』が厚めに取り上げられたとし、「それも大化の改新やから結構」と斬り捨て、「『ひょうきん族』の後、1個挟んでウンナンさんがやるんです。ウンナンさんの後、『めちゃイケ』があって、その後『新しいカギ』みたいな。そこを見たくて。『そのときどうだった』とか」と打ち明けた。
『とんねるずのみなさんのおかげです』はパネルにタイトルだけあり、『ダウンタウンのごっつええ感じ』のVTRもなく、東野は「オレの見たいやつが全然ない感じで」と残念そうに語り、オープニングで「家でもう一回見るタイプの番組です」とコメントしていたという千原ジュニアに「会うたら聞きたい。『もう一回見たか?』と」と話して笑った。お笑い愛が強い分、今回の構成に否定的な考えを示した東野。パネルに『あらびき団』『やりすぎコージー』『マルコポロリ!』と自身の出演番組が記されていたことはきっちり報告しつつ、「第2回がもしもあんねやったら、『お笑い・バラエティー近代史』として、厚めに再構成して、もう一回やってほしいなって切に思うばかりでございます」と思いを告白した。ENCOUNT編集部
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