斎藤工主演のドラマ「誘拐の日」(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第6話が8月12日に放送。汐里(安達祐実)が須之内(江口洋介)らに幼い頃の秘密を明かしたシーンに多くの声が上がり、SNSが盛り上がった。(以下、ネタバレを含みます)
■「誘拐の日」とは
本作は、「シグナル」「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」などを生みだした、韓国有数のスタジオ・ASTORYが2023年に製作した連続ドラマ「誘拐の日」を原作に、「下町ロケット」(2018年)、「半沢直樹」(2020年、ともにTBS系)、「愛しい嘘〜優しい闇〜」(2022年、テレビ朝日系)などを手がけた脚本家・丑尾健太郎が日本オリジナルのノンストップエンターテインメントへと昇華。映画「神様のカルテ」(2011年、2014年)やドラマ「星降る夜に」(2023年、テレビ朝日系)などで知られる深川栄洋が演出を担当する。
斎藤演じるマヌケなお人よし誘拐犯・新庄政宗と、永尾柚乃演じる記憶喪失の天才少女・七瀬凛という疑似親子の2人が、次々と襲いかかる危機を乗り越えながら犯人捜しと逃亡劇を繰り広げる“巻き込まれ型ヒューマンミステリー”。
キャストは斎藤と永尾の他、栄進記念病院の顧問弁護士でかつて凛の家に出入りしていた元家庭教師・山崎忠を深澤辰哉(Snow Man)、3年前に新庄とまな娘を置いて失踪したが、最近また新庄の前に姿を現した妻・汐里を安達、新庄と汐里の娘で心臓病を患っている芽生を日下莉帆、シンガポールの投資会社「Zキャピタルズ」の日本支部長・ケビン福住を鈴木浩介が演じる。
また、強欲な病院副理事長・七瀬富雄に長谷川初範、栄進記念病院の看護師長・藤澤香里に望海風斗、新庄を追う所轄のベテラン刑事・須之内司に江口、須之内とバディを組む若手刑事・北村高広に佐藤寛太、医学博士・水原由紀子に内田有紀が扮(ふん)する。
■山崎は衝撃の事実を明かす…
新庄と凛が別荘にある非常用の電話回線を使って電話をかけたのは、かつて凛の家庭教師を務めていた弁護士の山崎だった。凛は自分たちの逃亡に手を貸してほしいと協力を要請するが、山崎は「あなたは何も知らないんですね。私は富雄の息子なんです。つまり、あなたが亡くなれば七瀬家の財産は父のものになり、ゆくゆくは私のものになるってことです。残念でしたね」と冷たく言い放つ。
山崎は「お嬢様は生きていて、そのことを公表されたくなければ30億円用意しろ」という電話があったと福住に報告。激怒した福住は別荘へと向かい、新庄に銃を突きつけて脅迫電話をかけてきた人物を聞き出そうとする。危機的状況の中、凛が汐里の存在を明かしたことで新庄は殺されずに済んだ。
一方、刑事の須之内は、30年前の事件を再び調べ始めるのだった。
■汐里が幼い頃の秘密を明かしたシーンに「可哀想すぎる」の声
須之内や北村らが事件を調査した結果、首を刺されたのは栄進記念病院の先代院長の栄作(渋川清彦)ではなく、当時養子だった汐里であることが判明。さらに、汐里を傷付けた凶器のメスがHIVの患者の手術で使われたものであったことも分かった。そのあと須之内と北村は汐里に会い、30年前の事件について尋ね始める。
すると、汐里は「どこから聞きたいですか?養子縁組を解消された話か…それとも…」と言い、首に巻いていたスカーフを外して傷跡を見せた。そして、自分は院長の期待に応えられずに捨てられたこと、守(半田周平)が自分の代わりに養子になっていたことを明かすのだった。
汐里が幼い頃の衝撃的な秘密を明かしたシーンに、SNSでは「可哀想すぎる」「七瀬家ヤバイね」「マジかぁ」「びっくり展開すぎる…」「汐里さん被害者だったのね」「なんてこった…」「もう何が何やら」「残酷すぎるだろ」「あ、HIVもそのタイミングで…」「相関図がぐちゃぐちゃになってきた」「急に情報ドバドバ放出するやん」「だからいつも首元にスカーフ巻いてるのね」などの声が多く上がり、X(旧Twitter)のトレンド2位にランクインしていた。
今後の汐里の動きにも注目したい。
◆文=奥村百恵
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