北村匠海 大森元貴は「天才」表現者として共鳴「泣きそうに」 朝ドラで8年ぶり再会「役者続けて」

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 俳優の北村匠海(27)が、NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)で「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしさんをモデルとした柳井嵩を好演している。同作でロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」のボーカル・大森元貴(28)がドラマ初出演したことも話題となっているが、実は2人は8年前にアーティストとして共演していた。久々の再会に北村は「泣きそうになった」と語る。アーティストとして共鳴した思いや共演秘話を聞いた。(那須 日向子)

 大森とは8年ぶりの本格的な“共演”だった。2017年フジテレビ系ドラマ「僕たちがやりました」のオープニング曲「WanteD! WanteD!」を「Mrs. GREEN APPLE」が、エンディング曲「僕たちがやりました」を北村がボーカルを務める「DISH//」が担当。同年にはドラマのライブイベントに一緒に出演した。「あんぱん」では大森はいずみたく氏をモデルとした作曲家・いせたくやを演じ、嵩と名曲「手のひらを太陽に」を生み出していく。

 

 「当時、連絡先も交換して“もっくん”と呼んで仲良くしていました。でもそれ以降音楽番組とかで一緒になってもすれ違うことがなかったので再会が凄くうれしかったです」と語る北村。

 8年ぶりに再会。「あんぱん」の現場でコミュニケーションをとる中で「お互い泣きそうになった」という。

 表現者としての感覚も「ドンピシャで一緒」だった。「さっきも、彼から“映像において芝居が上手いってどういうことだと思う?”と聞かれて、僕は“呼吸が止まっていない人”と答えました。そしたら“音楽も一緒だよね”と。歌が上手いと伝えることが上手いのは全く別ですし、映像は(その世界で)生きるのが上手い人だと思っています。そういった音楽と芝居の両立感も似ています」。今まではそんな価値観や悩みをなかなか人に打ち明けられなかった。「でも彼とは再会した瞬間から話せたので感動しました」

 そんな2人は演技でも共鳴しあう。「今回、役者の世界にいせたくやという音楽家として入ってきてくれて、いざ初めて芝居を合わせた時“なんてやりやすいんだ”と驚きました。それはお互い音楽でボーカルをしているところが助け合っているのではないかと思います。何か不思議な関係が出来上がりそうな予感です」

 やなせさんは著書「アンパンマンの遺書」(岩波書店)で、突如として漫画界に現れた手塚治虫を「大天才」と称していた。「やっぱりもっくんは天才です。それが努力の上に成り立っているのは承知の上で、僕は彼に真っ正面から天才と言います」

 だからこそ俳優・大森元貴を側で見て「本当に役者を続けてほしい」と力を込める。「もっくんが心の底からやりたいと思った作品には役者としても飛び込んでいってほしいです」。これから「あんぱん」で、北村と大森が起こす化学反応から目が離せない。

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