
お笑いコンビ「千原兄弟」の千原ジュニアが、2025年1月1日に自身のYouTubeチャンネルで英国製ヴィンテージバイク、Vincent「Comet 500C型」の納車を報告すると、その動画に多くのコメントが寄せられています。
「ベタ惚れ」なのは造形美だけじゃない、操作の難しさを楽しむ姿に反響

お笑いコンビ「千原兄弟」の千原ジュニアさんが、2025年1月1日に自身のYouTubeチャンネルで英国製ヴィンテージバイク、Vincent(ヴィンセント)「Comet 500C型」(以下、コメット)の納車を報告(投稿)しました。

東京都世田谷区のヴィンテージバイクショップ「タイムトンネル」にて、待ちに待った愛車と対面したジュニアさんは、「うわー! 美しい! かっこええなぁ」と、その優美なフォルムに見惚れて歓喜します。
さっそく試運転を、と思ったら通常のバイクとは180度異なるクラッチ&変速操作に苦戦。クラッチの不具合も発生し、この日は納車に至りませんでした(後日、不具合の原因はジュニアさんの操作によるものだと判明)。
ジュニアさんが購入した「コメット」は、1948〜1954年に生産された英国製バイクの名作です。排気量499ccの空冷単気筒OHVエンジンを搭載し、最高出力は約28hp/5800rpmを発揮。乾燥重量は約187kgで、最高速は約145km/hに達します。
油圧ダンパー付きのギアードリック・フロントフォークとリアモノショックを装備し、走行安定性と単気筒ならではの軽快さを併せ持っています。
エンジンはダブルバルブガイドとフォークドロッカーアームによってバルブ寿命を延命させた高耐久設計で、高回転時にも対応するレース由来の技術が凝縮されています。
車体はエンジンをフレームの構成メンバーのひとつとするストレスド・メンバー構造で、同じくヴィンセントの「ラペード」や「ブラックシャドウ」などのVツインモデルと共通するパーツが多いのも特徴です。
「コメット」はレースベースのスポーツシングルモデルとして位置づけられ、同一プラットフォームでレーサー版となる「グレイフレッシュ」という派生モデルも登場しました。
クラシックで優美なスタイルと、戦後英国を支えた実績あるヴィンセントのバイクは、ヴィンテージバイクファンの間では人気メーカーのひとつとなっています。
後日、再び店を訪れたジュニアさんは、「操作が難しいのは自分の下手さが原因」と笑いながら反省。エンストを恐れるあまり半クラッチを長く引きずってしまい、店舗スタッフからは「練習に来てください」とマンツーマン指導を受けることになりました。
「国産旧車と同じ感覚では全然ダメ」と、独特の操作性に四苦八苦した様子が映し出されています。
しっかりレクチャーを受けて店の周辺を走ると「ちょっとわかってきました」と感覚を掴んだ様子。
「楽しい! めちゃめちゃ楽しい!」と満面の笑みで語り、その後、緊張しながらも愛車で帰路につきました。
ジュニアさん自身「これでカッコつけるのはまだ先」、「必死で集中せなあかん」と言い、公道を駆け抜ける姿は決意に満ちています。
この動画に「映画で見るバイク」、「最後乗ってる姿すでにかっこよかった」など視聴者からコメントが寄せられ、75万回以上視聴されるなど大反響を呼んでいます(2025年8月時点)。
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