フジ・メディア・ホールディングスが設定した第三者委員会の報告書で指摘されていた「不適切な会合」に参加していた“男性有力出演者”が、自身のことであると「女性セブン」(2025年9月4日号)のインタビューで明らかにしたのが福山雅治(56)。
中居正広氏(52)と元フジテレビ女性アナウンサーのトラブルを「業務の延長線上の性暴力」と認定した報告書が言及していたのが、フジテレビの大多亮元専務主催の懇親会。だが、大多氏の会合に参加していた一部の女性アナウンサーから、ある芸能人に不快な思いをしたという声があがっていたものの、具体的な人物名について秘匿されたままだった。
フジ黄金期にドラマプロデューサーとして数々のヒット作を世に送り込み、“トレンディードラマの生みの親”として知られている大多氏と福山は、1993年放送のドラマ「一つ屋根の下」以来の関係で、月9ドラマ「ガリレオ」シリーズなどでもタッグを組んでいる。
2005年前後から年に1、2回開かれていた大多氏主催の福山との懇親会、通称“マシャ会”。福山は大多氏とのLINEのやり取りの中で、《女子アナの皆様との会、宜しくお願いします!》《新人アナに会いたいですねぇ》とメッセージを送るなど、自ら女性アナウンサーとの飲み会を望んでいたことが明らかになった。大多氏から招集された女性アナウンサーの一部から問題視されていたのは、飲み会での福山の“下ネタ的な性的内容”の発言だったという。
「福山が参加する飲み会は一部からは人気があったものの、福山はあるときは全身脱毛の話や、ローションまみれになる“ローション風呂”について力説するなど、下ネタ発言に嫌悪感を示す女性が少なくなかったようです。会がスタートした05年は福山が36歳のときで、15年に女優の吹石一恵と結婚する以前の話。福山と言えば、ラジオで披露する下ネタがファンの間で知られているだけに、独身時代にいつもの調子で場を盛り上げただけと思われましたが、コロナ前の19年頃まで続いていたようです」(芸能ライター)
福山は第三者委員のヒアリング要請について、多忙のため直接対応できない代わりに、書面回答で協力したと説明。今回の件について、福山は「恥ずかしながらショックでした」と自らの不徳を反省している。
■今のところ仕事に支障ナシ
《不安やご心配をおかけしているファンの方には、大変心苦しく思っております》
福山の件でこうコメントしたのが、所属事務所「アミューズ」。同社は14日、26年3月期第1四半期決算を発表。営業収入226億5700万円、営業利益35億5400万円とそれぞれ前年同期比28.4%増、303.9%増と大幅な増収増益が明らかになり、通期連結業績予想を上方修正したばかり。そのため、株価は14日終値の1694円から一時2000円超まで急騰した。そんな中で直撃したのが、主力タレントの福山に関する報道だった。
福山の今回の件が、所属事務所の業績に水を差すことにならないのか。
「今期はサザンオールスターズや星野源のライブツアーが業績を大きくけん引しています。福山は同社にとってサザン、星野と並ぶ稼ぎ頭です。しかし、中居氏が引退に追い込まれたような性トラブルが告発されていないどころか、特段ハラスメント認定もされていないと主張しているため、福山は休業などはせず活動は継続します。そのため、今のところ株価や今期の業績にも影響は見られません。福山に対する批判的な声が世間から上がらない限り、今回の件は不問に付されるのではないでしょうか」(週刊誌記者)
今年3月、デビュー35周年を迎えた福山は、9月12日公開の映画『ブラック・ショーマン』や、12月公開予定の日曜劇場『ラストマン-全盲の捜査官-』の劇場版『映画ラストマン −FIRST LOVE−』の2本の主演映画を控えている。今のところお咎めなしで、仕事に支障はないという。
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