女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は20日、第103話が放送された。話題のシーンを振り返る。
<※以下、ネタバレ有>
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。
第103話は、辛島健太郎(高橋文哉)は「まんが教室」という番組の企画書を手に柳井家へ。柳井嵩(北村匠海)出演をオファーした。嵩は渋々承諾し、そして迎えた第1回の放送日。柳井のぶ(今田美桜)たちはテレビの前で心配そうに見守る。しばらくして、朝田羽多子(江口のりこ)が高知から懐かしい人物を連れて上京し…という展開。
羽多子とともに現れたのは、小学校の同級生にして同じ小倉連隊だった“コン太”こと今野康太(櫻井健人)。朝田釜次(吉田鋼太郎)が「千尋くん」と呼んだ朝田家のラジオを持ってきた。
コン太は、看板を降ろした朝田石材店と朝田パンの場所を借り、食堂を開きたいと申し出。店名は「たまご食堂」――。
コン太「あのゆで卵の味、わしは一生忘れん」
嵩「僕たち、戦地で食べ物がなくなった時、タンポポの根っことか食べて、生き延びたんです。毎日ひもじくてね」
コン太「わし、民家に食い物を盗みに入ったがです」
ゆで卵を殻ごと貪る神野万蔵(奥野瑛太)、コン太、嵩――(第58話・6月18日)。
羽多子「自分も生きるか死ぬかの戦地で、敵の兵隊に卵を分けてくれるらあてね」
コン太「わしは、食堂を開いたら、腹をすかして困っちゅう人には、金がのうても食わせちゃろうと思うちょります。どういても、あの時の恩返しを誰かにしたいがです。平和な世の中になったけんど、日に日に、そんな思いが強うなりました」
羽多子は食堂を手伝うことにした。
コン太もまさに空腹の人を救うアンパンマン。SNS上には「コン太の再登場に泣いている」「ゆで卵のシーンは、何回見ても涙があふれちゃう」「たまご食堂、一気に号泣」「あのゆで卵がまさか伏線だったとは」「めっちゃええ話。朝から涙腺やられた」「コン太くん…君もアンパンマンだ」「ひっくり返らない正義と優しさが形になっていくのが胸に残った」などの声が続出。反響を呼んだ。
「あんぱん」ゆで卵殻ごと再び…再登場コン太もアンパンマン「たまご食堂」にネット涙も「まさか伏線とは」
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