女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は25日、第106話が放送された。話題のシーンを振り返る。
<※以下、ネタバレ有>
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、戦争に翻弄されながら激動の時代を生き抜き、「逆転しない正義」にたどり着く柳井夫妻、のぶと嵩の軌跡を描く。
第106話は1964年(昭和39年)10月、日本中が東京五輪に沸き立つ。柳井のぶ(今田美桜)柳井嵩(北村匠海)朝田蘭子(河合優実)は白黒テレビで閉会式を見ながら平和や戦争について考え…という展開。
1966年(昭和41年)4月。いせたくや(大森元貴)と作るアニメ主題歌のミーティング。嵩は元気がなく、自分が考えるヒーローとして“あんぱんを配る太ったおじさん(おじさんアンパンマン)”の絵を鞄から出し、出版社に相手にされなかったと明かした。
嵩は“日付のない日記”として言葉を書き留めていた。のぶが立つ台所に逆光が差し込む。「ボクは愛する あなたを キミを トンカツを」――。
のぶは登美子(松嶋菜々子)の茶室へ。「オバケのQ太郎」「リボンの騎士」など、折しも空前の漫画ブーム。登美子は「いつになったら嵩は、手嶌治虫先生みたいな、売れる漫画を描くのかしら」「『手のひらを太陽に』は紅白歌合戦でも歌われたんだし、漫画家を辞めて、作詞家になったらどうかしら」「六原永輔さんみたいな、流行歌の作詞家になってくれるかしら」と期待した。
銀座のカフェ。嵩は女性編集者とミーティング。辛島花(戸簾愛)のピアノ教室の帰りという辛島メイコ(原菜乃華)とバッタリ会う。嵩はメイコに「今日ここで打ち合わせしてることは、のぶちゃんには秘密にしといて」と小声でクギを刺した。
のぶの47歳(?)の誕生日。ケーキの代わりに、あんぱん。蘭子は登山用の帽子、メイコは「nobu」とフランス刺繍を入れたハンカチを贈った。
メイコは健太郎の多忙を嘆き、嵩に口止めされた件を明かしてしまう。噂をすれば、嵩が帰宅。自費出版の「ぼくのまんが詩集」を最愛の妻にプレゼントした。メイコは早とちりを謝罪した。
九州コットンセンター。八木信之介(妻夫木聡)木月アキラ(齊藤友暁)粕谷将暉(田中俊介)も詩集を読了。八木は「おまえの詩は、子どもでも馬鹿でも分かる」「分かりやすいと言っているんだ」「これは、すべての人の心に響く叙情詩だ」「勘弁しない。おまえはもっと詩を書け」と絶賛。湯呑みや皿に嵩の詩と絵を入れることを思いつく。
「ほんの小さなのぶへ贈り物は、嵩の人生にとって、大きなものとなっていくのです」(語り・林田理沙アナウンサー)
初回(3月31日)の劇中の年代は1927年(昭和2年)、のぶは8歳。のぶの年齢は40代後半に入った。
SNS上には「黙っていた蘭子と勘繰ったメイコ」「メイコは自分の不安感を置き換えて話をしている気がした」「のぶちゃんのための詩集なんて素敵」「ようやく詩人・嵩の始まり」「やなせさんの詩集、読んでみたくなった」「何度でもその想いに触れることができる最高のプレゼント」「シャボン玉。温かい演出で、月曜の朝に癒やされた」などの声。反響を呼んだ。
「あんぱん」浮気疑惑も…アラフィフのぶ誕生日に嵩が詩集→八木グッズ化!ネット感動「最高のプレゼント」
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