小泉進次郎農水相が26日、テレビ朝日系「羽鳥慎一 モーニングショー」に出演し、石破茂首相がかつて農水大臣だったころ、「史上最低」と言われたことがあったと語った。
番組では、現在の米不足についてコメンテーターの玉川徹氏が進次郎大臣をインタビューした。前提として「政府が米増産の方針を示す中、自民党内から反発の声も」あり、「いまさら増産しろと言われても、増産するにも種籾がないからそんなに増やせない」という現場からの声があることを紹介した。
玉川氏は「農水族の人が足を引っ張るんじゃないかと」と増産方針の行方に懸念を示した。
進次郎氏は「いろんな声が届いています。この大きな局面であまり言われてないことですけど、石破総理は17年前に今回のことを言っていたんです」と述べた。
09年6月当時の映像が流れ、石破氏が農林水産大臣だった当時、「どうやって農地を確保するか。どうやって後を継ぐ人を作るか。答えを出さないと本当に日本から稲作がなくなる」と米生産の将来を憂える発言をしていた。事実上の減反政策である生産調整の見直しを訴えるものの、農水族議員の反対で改革は頓挫したという。
進次郎氏は「農水省の中からも止められ、農水族からも止められ、『史上最低の農水大臣だと言われた』と。これ、今でも石破さんよく言ってます」と述べた。玉川氏が当時と今とでは違うのかを尋ねると、進次郎氏は「変わりました」と答え、「この新しい方向性に行くなら今だろうという理解はありますし、増産自体に対して需要に応じた増産なんだよな、このことが確認できて自民党の役員の了承をとったんです。なのでそこは大丈夫です」と応じた。さらに、「米をこれからは増産しますと。これを発出した会議でメディアの皆さんが退出されて会議が終わった後に、隣に座っている総理に『総理、やりましたね』とお声がけしたら、『17年かかったな』と言ってました」と振り返った。
進次郎農水相 石破首相は「史上最低の農水大臣」と言われた→17年前に米の生産調整の見直しを訴えるも
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