百条委、全会一致で伊東市長を刑事告発へ 学歴巡る証言は「虚偽」

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静岡県伊東市の田久保真紀市長を刑事告発する調査報告書案を全会一致で可決した市議会百条委員会=伊東市で2025年8月29日午後5時34分、石川宏撮影 拡大
静岡県伊東市の田久保真紀市長を刑事告発する調査報告書案を全会一致で可決した市議会百条委員会=伊東市で2025年8月29日午後5時34分、石川宏撮影

 静岡県伊東市の田久保真紀市長の学歴詐称疑惑を巡り、市議会の調査特別委員会(百条委員会)は29日、田久保市長が東洋大を卒業していないと認識しながら故意に「卒業」と公表したと結論付け、一連の調査を終えた。市長の「6月28日に初めて除籍と知った」という証言を虚偽と判定し、地方自治法違反の疑いで刑事告発することを全会一致で決めた。9月1日開会の市議会定例会に関連議案や不信任決議案が提出され、可決される見通しだ。

 疑惑の発端は6月上旬、市長の学歴を「東洋大除籍だったと記憶している」と指摘する差出人不明の文書が市議全員に届いたことだった。5月に就任した田久保市長は6月4日、市広報誌に経歴を載せるため「卒業証書」だとする文書を市職員や議長に示した。百条委では「(東洋大に照会した)6月28日に卒業ではなく除籍だったと知った」と証言していた。

 しかし百条委は、東洋大から在学時の記録の開示を受け「『卒業したと勘違いしていた』という主張は到底成立し得ない。勘違いが起こり得る状況ではなかった」として偽証と認定した。開示記録の内容は明らかにしていない。

 また市長は議長らに「卒業証書」を19・2秒見せたと証言したが、百条委は実際にはもっと短かったとして偽証と判断。「卒業証書」の提出や7月25日の証人出頭を正当な理由がなく拒否したことも合わせて計4件が地方自治法違反に該当するとしている。

 田久保市長は8月29日、定例記者会見に臨んだが、疑惑や市議会についての質問には一切答えず、一方的に会見を打ち切った。

 中島弘道議長は「市長は最低限の説明責任も果たさず、不誠実、無責任。刑事告発が決まったのは、しっかり百条委をやってきた結果だ」と話した。【石川宏、若井耕司】

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