20日に投開票された参院選で初当選した日本保守党の北村晴男参院議員が石破茂首相を「醜く奇妙な生き物」などと表現したことが波紋を広げている。同党の百田尚樹代表は31日までにX(旧ツイッター)を更新し、自身の見解を示した。
北村議員は27日未明、NHKによる石破首相へのインタビュー記事を引用した、作家でジャーナリストの門田隆将さんの投稿に反応。続投を厳しく非難する門田さんの文言に呼応するように、「醜く奇妙な生き物を国のリーダーに選んだ日本。一刻の猶予も無い」と記したことなどが、物議を醸している。
批判が巻き起こっていることに、作家でもある百田代表は「政治家に対して『醜い』という表現がダメなら、『汚い政治家』という表現もダメということになる」と指摘。「北村議員の発言を非難するメディアの頭は大丈夫か」と辛らつな言葉を添えた。
投稿に対しては「仰る通り」「北村さんは真面目に頑張ってるだけ!」など同調する声が寄せられている一方で、「美しい言葉を使ってほしい」「出来れば卓越した語彙力でカバーしてもらえれば」「失礼ながら、言葉を使って活躍されてきた方の言い逃れは見苦しいです」「一般人の感覚からすると、奇妙なと付いたところで、みにくいと言う言葉から来る印象は、主に外見の事だと思います」「自分が誰かにそう言われたらどう反応しますか」「政治家ならば『醜い』や『汚い』ではなく、具体的に批判しなよ」「醜く奇妙な生き物はあかん 人格、若しくは容姿を中傷してるとされて当然 こういうときに謝ることができないのは恥ずかしい」など厳しい意見も届いている。
百田代表は別の投稿で「『醜く奇妙な生き物』というのは石破の容姿のことでなく、彼の生き方や政治姿勢のことを言ってる」などと説明している。
Comments