主演の演技が光っている「2025夏ドラマ」ランキング！ 『しあわせな結婚』『あんぱん』を抑えた1位は？

各テレビ局で夏ドラマが放送され、多くの視聴者を魅了しています。2025年の夏ドラマはさまざまなジャンルの作品が制作され、人気の高い俳優たちが主演として出演。演技がSNSなどで話題になることも多く、注目されています。

そこで、All About ニュース編集部は7月22〜23日に、全国の20〜60代の男女250人を対象に「2025年夏ドラマ」に関するアンケート調査を実施。この記事は「主演の演技が光っていると思う2025年夏ドラマ」ランキングを紹介します。

■3位：『しあわせな結婚』（テレビ朝日系）／21票

3位には『しあわせな結婚』が選ばれました。主演を阿部サダヲさんが務めるドラマで、主要キャストを松たか子さんが担当。さらに、数多くの名作を手掛けてきた大石静さんが脚本を務め、予測不能なマリッジ・サスペンスを生み出しています。

阿部さんが演じる主人公の原田幸太郎は、テレビ番組にレギュラー出演する有名な弁護士。トラブルを防ぐために独身主義を貫いていましたが、松さん演じる高校の美術教師・鈴木ネルラと電撃的に結婚することになります。

阿部さんは、謎の多いネルラに振り回される幸太郎を魅力的に熱演中。サスペンス作品ながら、時折見せる阿部さんのコミカルな演技がクセになるドラマです。

回答者からは、「阿部サダヲさんが抱える葛藤や秘密を繊細に演じていて、物語に深みを与えている」（50代女性／愛知県）、「阿部さんはいつも阿部サダヲさんなんだけど、違う人に見える。それがすごい」（50代女性／神奈川県）、「彼の演技力によって、物語の緊張感や深みが増し、視聴者として感情移入しやすくなっている」（30代女性／埼玉県）などの意見が寄せられました。
■2位：『あんぱん』（NHK総合）／36票

2位にはNHK連続テレビ小説『あんぱん』がランクイン。112作目となる朝ドラで、今田美桜さんが主演を務めています。『あんぱん』は、『アンパンマン』を生み出したやなせたかしさんと暢さんの夫婦がモデルの作品。今田さんは主人公・のぶを担当し、やなせさんがモデルの柳井嵩は北村匠海さんが演じています。

今田さん演じるのぶは、幼少期から行動力があり人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロイン。小学校の教師や新聞記者、月刊誌の記者を経て、現在では代議士・薪鉄子の手伝いを行っています。

どんなことにも真っすぐなのぶは、今田さんのイメージにぴったり。繊細な演技で、朝ドラファンを魅了しています。

回答者からは、「今田美桜ちゃんが役にあっていて輝いている」（30代女性／東京都）、「はつらつとした朝ドラっぽい演技が良いから」（30代女性／広島県）、「今田美桜ちゃんの演技も好きだし、北村匠海くんがそれを支えてる感じが素敵です」（30代女性／埼玉県）などの意見が寄せられました。
■1位：『19番目のカルテ』（TBS系）／46票

1位に輝いたのは『19番目のカルテ』です。今期のTBS系日曜劇場として放送されているドラマで、主演は嵐の松本潤さんが担当。ドラマは、富士屋カツヒトさんの漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』（コアミックス）が原作です。

この『19番目のカルテ』ですが、19番目の新領域として注目される医療の総合診療医が題材。松本さんは、総合診療医の主人公・徳重晃を演じています。徳重は、ドラマの舞台となる魚虎総合病院の総合診療科に配属された医師。松本さんは、キャリア30年目にして初の医師役に挑戦中です。

穏やかでひょうひょうとしている徳重をうまく表現し、放送の度に視聴者に大きな感動を届け続けています。

回答者からは、「松潤の演技でこういった雰囲気のキャラクターが珍しく、良いなと思った」（20代女性／兵庫県）、「普段の松本潤とは印象が違うので、そのギャップがすごいなと思った」（20代女性／北海道）、「繊細な問診シーンが圧巻で、患者の心に寄り添う演技が自然体かつ説得力あって医師役が初めてとは思えないほど深みがありました」（50代女性／兵庫県）などの意見が寄せられました。
※回答者コメントは原文ママです

この記事の筆者：ゆるま 小林 プロフィール
長年にわたってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。