元タレント中居正広氏、元TOKIOの国分太一が芸能界退場に追い込まれた。前者は正式に引退を表明。後者はハラスメント問題により事実上の開店休業状態に陥っている。
どれだけ人気があろうとも、コンプライアンス違反は一発アウトになりかねない。これは数年前には考えられない現象で、芸能界のモラルが問われる時代となった。
そんななか、戦々恐々としているのが、新たなハラスメント疑惑がウワサされる大物男性タレントのAだ。先月23日配信の「NEWSポストセブン」が伝えたもので、某テレビ局がAに関して「社員、スタッフ、その他関係者へのハラスメント行為を見たことはありますか?」などとアンケート調査を実施したというのだ。Aはかねて現場で「それは違うだろ!」などと声を荒げるため、若手スタッフは萎縮。Aの楽屋を訪問することは苦痛になっているという。
Aの実名は業界ではすでに特定されている。芸歴は長く、バラエティー番組で欠かせない〝兄貴分〟的なキャラクターで重宝されている。
「後輩タレントの面倒見も良く、人脈は広い。テレビ局の上層部や中居氏とも交流があった。他方で求める理想が高いため、スタッフに厳しく当たることは知られていた」(テレビ関係者)
ハラスメント気質ではあるが、素顔は繊細で小心者。物事を悪い方向に考え、ひと晩中思い悩むこともある。
「Aは自分の名前が取り沙汰されていることを知り『次は俺か…』とばかりに激しく動揺していたそうです。中居氏、国分さん以外にも松本人志さんや石橋貴明さんら大物が、相次いでテレビ業界からいなくなったことに恐怖を感じていた」(同)
現時点でAの名前が公表される気配はないが、ステルス的に仕事が減り、気付けば〝いなくなっていた〟なんてこともあるかもしれない。
特に厳しいのが、フジテレビ。中居氏をめぐるトラブルで開局以来の危機に瀕しただけに、コンプラ違反には目を光らせている。
「芸人やタレントの間では『フジでは大人しくしていよう』と言い合っている。毒舌がウリの某人気タレントはフジでは番組を持たないと決めている」(お笑い関係者)
時代は変わった――。
Comments