安全で衛生的な日本の環境は、世界的に高く評価されています。それらを保つために細やかな配慮をし、公共の場で秩序を守ろうとする日本人の姿に、驚く訪日外国人は少なくありません。1年半前に日本を訪れたイタリア人女性は、そうした日本の光景を見てとても驚いたそう。彼女がとくに目を見張ったのは、どんなことだったのでしょうか。
◇ ◇ ◇
秩序ある日本社会への感動
イタリア・ペルージャ在住のレナ・ボサーツさんは、2024年2月、兄のヴィンセントさんが留学している日本を訪れました。3週間の滞在中に彼女がとくに驚いたのは、日本社会に根付いている秩序でした。
「地下鉄がすごくきれいで、とても整備されていますね。人がたくさんいたのですが、みんな列になってきちんと整理されていて、秩序が保たれていることに驚きました。降りる人を優先させて、列を乱さないで待つなど、すべてがわかりやすく、はっきりしていました。カオスと秩序が同時に見られました」
日本の公共交通機関では、駅での整列や乗降時のマナーが求められています。その整然とした光景は、ヨーロッパではなかなか見られないため、レナさんにとって新鮮に映ったようです。
日本の公園でも見られた秩序
また、レナさんは大阪の公園でも、秩序ある光景に感動したといいます。
「多くの子どもたちが野球をしているのを見かけたんです。近くに自転車が並んでいましたが、すべてとてもきれいな列になっていました」
日本の子どもたちは、公共の場でのマナーや物を整頓する習慣が、幼い頃から自然と身についています。そのことに、レナさんはとても驚いたようです。
私たち日本人が当たり前だと思っている日常のなかには、海外から見ると、実はとても価値あることがたくさん存在します。日本の素晴らしさを保っていくためにも、習慣やルール、そして互いを思いやる気持ちを大切にしていきたいですね。
Hint-Pot編集部
Comments