女優の柏木由紀子(77)が8日放送のTBS系「情報7daysニュースキャスター」に出演。1985年8月12日の日航ジャンボ機墜落事故で、43歳で亡くなった夫で歌手の坂本九さんとの思い出を語った。
当日、坂本さんは知人の選挙応援のために大阪に向かった。次女で元宝塚歌劇団の女優・舞坂ゆき子(舞子)は当日の朝、「きょうは雲が早いから、飛行機に乗るのが嫌なんだよなあ」と言ったのを聞き「あまり弱い部分を、私の前で見せる父ではなかったので、何でだろうなっていう風にはずっと思っていた」と振り返った。
また、柏木も「じゃあ、行ってきます」と言った後にほんの一瞬見せた、どこか冴えない表情と寂し気な後ろ姿が、最後に見た姿だったという。
事故の後、柏木も遺族が集まる体育館に行ったものの、報道陣が多く詰めかける中、居続けると周りの家族に迷惑になると判断し、旅館で安否の確認を待った。柏木は「私はもう、あそこにいる間は、なんとか大丈夫大丈夫という気持ちを持っていたので、持っていたかったので。その連絡を待ちたかった」と当時の心境を明かした。
事故から4日目、坂本さんが機内に持ち込んでいたショルダーバッグが発見。また、事故から99時間、遺体発見の一報が届いた。「笠間稲荷のペンダントをしていたんですね。それが、だと思うんですけど、見つかったっていう」ことが決め手となったという。笠間稲荷は、坂本さんと柏木が結婚式を挙げた神社で、いつも身に着けていた物だった。
坂本九さんの次女・舞坂ゆき子 日航機墜落事故当日の父の言葉明かす「何でだろうなって、ずっと…」
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