「あんぱん」脚本・中園ミホ氏が涙…10代の自身を残して旅立った両親の過去「ファミリーヒストリー」登場

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 女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の脚本を手掛ける中園ミホ氏(66)が、同局の人気ドキュメンタリー「ファミリーヒストリー」(11日後10・30〜11・15)に登場。今回初めて触れる両親の過去と、その秘められた思いに、不意に涙がこぼれる。

 「あんぱん」は「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。

 「ファミリーヒストリー」は本人に代わり、著名人の家族の歴史を徹底取材。「アイデンティティ」「家族の絆」を見つめる。

 信じる正義が一夜で逆転する現実に打ちのめされた中園氏の祖父。まるで「あんぱん」の登場人物たちのように、戦争に翻弄された。

 戦後を精いっぱいに明るく生きようと努めた若き日の両親。しかし、2人とも10代の中園氏を残し、天に旅立ってしまう。

 やなせ氏との意外なつながりも明かされる。副題はドラマにも登場したやなせ氏の名言「ファミリーヒストリー 中園ミホ 〜何のために生まれて 何をして生きるのか〜」。

 中園氏は番組公式サイトを通じて「私の両親はどちらも早くに亡くなったので、今日は2人の生い立ちや秘めていた思いを知ることができて、貴重な経験をさせていただきました。本当に知らなかったことばかりで、まだ胸がいっぱいです」と収録後の心境。

 「私の祖父母、両親、そして『あんぱん』の登場人物たちも、戦争によって“正義が逆転”した体験を強いられています。こうした経験をした方たちの心には、大きなトゲのようなものが刺さっていると思います。終戦記念日も近い11日の放送です。私の家族の物語が、ご覧になる方たちにとっても何かを感じたり、考えたりするきっかけになってくれたら、うれしいです」と呼び掛けた。

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