テリー伊藤氏、９月から教壇に　東京国際大学の特命教授に就任　「まさか自分が」

　演出家のテリー伊藤氏が東京国際大学の特命教授に就任し、９月から教壇に立つことが１２日、分かった。

　自身の経験を踏まえ、「マスコミ文化論」を中心に講義を進める予定だ。「いつの日か学生たちに教えることができれば」と考えていたテリー氏が同大学の理事長・倉田信靖氏に直談判し、実現したという。

　テリー氏は「まさか自分が大学教授になるとは夢にも思わなかった」としながら、街に飛び出す授業も考えているといい、「学生にはインターネットでの知識とは違う生の現場を感じてもらいたい」と構想を語った。

　１９６５年創立で６学部１０学科を抱える同大学。留学生も１８００人を超え、今年１月に行われた第１０１回箱根駅伝では総合８位の成績を収めた。

　◆テリー伊藤　本名・伊藤輝夫。１９４９年１２月２７日、東京・築地生まれ。７５歳。早実中高から日大経済学部卒。テレビプロデューサーとして「天才・たけしの元気が出るテレビ！」（日テレ系）、「ねるとん紅鯨団」（フジ系）など人気番組を数多く手がける。執筆活動のほかテレビ、ラジオなど幅広く活躍している。