四季折々の自然の美しさや清潔な街並み、丁寧なサービスなどが、世界的に評価されている日本。何度も日本を訪れているクウェート人夫妻は、10年以上前と比べて、ある変化を実感したといいます。いったい、どのような違いに気づいたのでしょうか。
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北海道で新たな日本を発見 リピーター夫妻の旅
クウェートから訪れているヘッサさんとサウドさん夫妻。日本へ来るのは、ヘッサさんが4度目、サウドさんは6度目です。
「セキュリティ面、清潔さ、日本のすべてが気に入っていて何度も来てしまうんだ。妻も日本のコスメを買うために、定期的に来たいみたいで」
今回の旅では東京に加え、札幌や洞爺湖、函館など海道の名所をめぐりました。北海道へ行くのは初めてだったヘッサさんは「北海道はもうひとつの日本というか、同じ国なのに全然違う雰囲気なんだね。すごくゆったりとしていて、シンプルで、リラックスできる場所だった」と新鮮な感動を覚えた様子です。
「今はどこを見ても英語が併記されている」
続いて、訪日リピーターであるサウドさんに、初めて来た2012年と比べて、変化を感じたことを聞きました。
「当時は、英語を話す人にほとんど会わなかったな。それに案内標識などの英語表記は今ほどなくて、一度、本当にひどく迷子になったこともあったんだ。今はどこを見ても英語が併記されているでしょ。この10年ですごく変わったと思う」
観光庁は2018年度から「地域観光資源の多言語解説整備支援事業」に取り組んでいます。また、東京五輪開催により、さらに多言語対応の強化が進みました。
外国人観光客が日本各地で、よりスムーズに旅を楽しめるようになりつつある現在。ふたりのように、安心して何度も訪れる背景には、このような受け入れ環境の向上もあるのかもしれません。次の訪日の際にも、初めての土地を訪れて新たな日本の魅力を発見してほしいですね。
Hint-Pot編集部
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