フリーアナウンサー、徳光和夫(84)が16日、ニッポン放送「徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー」(土曜前5・0)に生出演。15日に今季限りの引退を表明した中日・中田翔内野手(36)についての思いと今後の要望を語った。
徳光はスポーツ紙の話題を語る「朝刊ウォッチング」のコーナーで、注目記事として中田の引退表明を挙げた。
プロ18年、日本ハム、巨人、中日と3球団を渡り歩いた中田。日本ハムでは打点王に3度輝き、侍ジャパンの4番も担った通算309本塁打のスラッガーだ。
徳光は15日の中田の引退会見で「違和感なくスイングできるならば本音はもう少しやりたかった。悔しいです」などといった本人の言葉を紹介。残り少ない現役生活について「この2〜3年、野球を嫌いになりかけていた。最後はもう一度野球を好きになってユニホームを脱ぎたい」と話したことも挙げ、「野球人生に誇りをもって終止符を打ちたいという胸の内を明かした」と受け止めたことを話す。
そして徳光は「なかなかやっぱりこういう言葉出ないよね。すてきな言葉を残している。中田の頭の良さみたいなものが非常に昨日感じられたシーンでもありました」とも語った。
さらに徳光は日本ハム時代、中田を辛抱強く起用し続けてスラッガーに育て上げた元監督の栗山英樹チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO、64)が15日に発表したコメントで、「彼の才能を誰よりも分かっていました。もっともっとすごい数字を残せるはずでした」などと話したことも紹介し、悔恨交じりの栗山氏の言葉に愛情を感じたともいう。
そして「僕の中で甲子園の寵児(ちょうじ)といえば、清原(和博)であり松井(秀喜)であるんだけれども、中田もやっぱり勝るとも劣らぬ私の中では存在なんですよ」と中田が特別な存在の一人であることを明かし、「ちょっと彼の場合はぜひ監督をやってもらいたいなっていう気持ちが非常に強いですね」と熱望する。
「野球への思い、野球に対しましての考え方がものすごく緻密でいいんですよ。彼は。それを思いますとどこかの球団で監督をやってもらいたい」と将来的に希望していることを明かした。
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