パチンコを愛した父の葬儀は一風変わったお別れ…棺に入れられた“激アツ品”の数々に「笑った」と反響【漫画】

Date: Category:エンターテインメント Views:1 Comment:0


父の天への旅立ちをパチンコ風に描いた場面
父の天への旅立ちをパチンコ風に描いた場面 / (C)Murata

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は猫とパチンコを偏愛する著者の雪国暮らしの日常を描いた『いつも心に7テンを』の作者・邑田さんに注目し、以前X(旧Twitter)に投稿された「父親の葬儀が激アツだった話」をご紹介しよう。

同作は『いつも心に7テンを』シリーズのエピソードで、他界したパチンコ好きの父親について描かれた一作。以前邑田さんのXにポストされると、多くの人の関心を集めて18万もの「いいね」が寄せられている。そこで作者の邑田さんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。

■苦手だったパチンコ好きの父とのお別れ

『父親の葬儀が激アツだった話』(1/27)
『父親の葬儀が激アツだった話』(1/27) / (C)Murata

がんを患ってから2年8ヶ月の闘病の末に他界した邑田さんの父。心肺停止を知らせる心電図の音を聞いた邑田さんは「(パチンコの)確定音だ」と思い、さらに父の死に対して「思っていたよりも悲しくなかった」と振り返るのだった。

絵を描くことに加えてパチンコが好きな邑田さんの漫画には、飼い猫や母、妹がよく描かれる一方で父はめったに登場しない。その理由は父のことが苦手だからだったが…。

邑田さんの父について描かれた同作に対し、読者からは「パチンコネタの数々に笑った」「しんみりして目頭が熱くなった」などの反響が上がっている。

■意外と多かった「パチンコは詳しくないけど身内にパチンコ好きがいる」という読者

『父親の葬儀が激アツだった話』(19/27)
『父親の葬儀が激アツだった話』(19/27) / (C)Murata

――『父親の葬儀が激アツだった話』を描くに至った経緯を詳しく教えてください。

生前自己中の王だった父の最期のわがままが、あまりにも質素だったお陰で少し独特な葬儀になったこと、それを漫画として記録に残したら面白いのではないかと思いました。描いて良かったです。

――至るところに「プチュン」「キュイン」「ゼブラ柄」などパチンコの激熱演出が登場しますが、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。

火葬時に父が背中を向けて七が3つ揃うシーンです。数字が揃うと、いつでも嬉しいので。

――同作は父とのお別れを描いた感動的な部分も多い一作だと思いますが、パチンコに詳しくない読者からはどのような反響が寄せられましたか?

「パチンコは詳しくないけど身内にパチンコ好きがいる」という人が結構いて、その方たちがお盆にでも好きなものや向こうでたくさん遊べるよう紙のお金を仏壇に置いておこうかなとコメントをくれて良かったです。

――邑田さんがこれまでパチンコを嗜んできたなかで、最も好きな機種をぜひお聞かせください。

初代「牙狼」は当時のパチンコの完成形でした。職場の同僚が5万発出し、自分もその波に乗りたくて打った台が同じメーカーの「CR武神烈伝」でした。筐体が白かったのと同じ島にあったので、牙狼と間違えて座りました。

好きな機種はOKから出ている「CR攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」(ミドル)です。スペックの甘さ、新鮮さ、演出のスタイリッシュさ全てが自分に刺さりました。例えスペックが悪くともそれを凌駕する面白さがありました。

――読者へメッセージをお願いします。

いつも心温まるコメント、感想、拡散、大喜利をありがとうございます!また、本やグッズを買ってくださる富豪の方にはメンタル面と命を支えていただき、感謝の咆哮を差し上げたいです。

『いつも心に7テンを』がもうちょっと売れるとおまけにもう1冊!のノリで次の本が出せるらしいので、まだ買ってない方は、ちょっと高めのランチを食べると思って買ってください。邑田の願いです。

Comments

I want to comment

◎Welcome to participate in the discussion, please express your views and exchange your opinions here.