オダギリジョー(49)が自ら脚本・演出・編集を務めたNHKドラマを映画化した監督作「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」(9月26日公開)完成記念上映会が18日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた。席上で、オダギリが「感無量ではありますが1つ、謝らせていただかないといけなくて。今日、見ていただくのは完成品じゃない。間に合わなくて」と、この日、上映する作品が完成前のバージョンだと明かし、観客に謝罪した。「1つ前のバージョン。細かいところの直しをやっている。きっと印象は変わらない。まずい、おわびからと思って…十分、面白いと思います」と補足すると、佐藤浩市(64)が「今日、見られるのは貴重だって言わないと!」と声をかけた。
「オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ」は、NHKで21、22年と2シーズン、放送された。池松壮亮(35)演じる狭間県警鑑識課警察犬係のハンドラー青葉一平だけに、なぜか相棒の警察犬・オリバーが酒とたばこと女好きの欲望にまみれた犬の着ぐるみのおじさんに見えてしまう設定と、着ぐるみのおじさんオリバーをオダギリ自身が演じることが話題を呼んだ。
主演の池松をはじめ、映画でも脚本・監督・編集を務めるオダギリが引き続きオリバー(着ぐるみのおじさんの方)を演じ、一平の上司で、スキあらば前髪を切っている鑑識課警察犬係の漆原冴子を演じた。麻生久美子(47)も出演。02年の主演ドラマ「私立探偵 濱マイク」以来、19年ぶりに地上波連続ドラマに出演した永瀬正敏(59)が、ある事件を解決できなかった後悔から警察犬係を辞めたフリーの記者・溝口健一を、佐藤浩市がリヤカーを引きながら失踪者を次々と発見しているスーパーボランティアの小西幸男を演じ、それぞれ人気キャラクターになったが2人も出演。撮影は今年3月〜6月にかけて行われた。
◆「THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE」 ある日、一平や鑑識課メンバーの前に隣の如月県のカリスマハンドラー羽衣弥生(、深津絵里)がやってきて、スーパーボランティアのコニシさん(佐藤浩市)が行方不明になったため、一平とオリバーに捜査協力を求めてくる。「コニシさんが海に消えていくのを見た」という目撃情報を基に、コニシさんのリヤカーが残されていた海辺のホテルに一平(池松壮亮)とオリバー(オダギリジョー)羽衣が向かう。
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