日本は、清潔さや安全性、そして人々の温かい振る舞いによって、訪れる外国人観光客に安心感を与えています。初めて日本を訪れたオーストラリア人男性も、日本ならではの安全性を体感し、さらに母国ではあり得ない体験をしたといいます。いったい、どのようなことがあったのでしょうか。
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直前のイギリスでは盗難に遭遇 安全で快適な日本に安堵
オーストラリア出身のリアムさんは、大学卒業の記念に長期旅行をしています。アラブ首長国連邦やイギリスを経て、日本へやってきました。実家で日本人留学生を受け入れていたことから、日本の文化や人々には以前から親しみを持っていたといいます。
「ずっと来たかった場所にやっと来られた」と感激を語ったリアムさん。イギリス滞在中には盗難に遭ったこともあり、落ち込んだ気持ちを抱えていたそうです。それだけに、街中に並ぶ自動販売機などは治安の良さの象徴に映ったようで、大きな安心を得ることができました。
「ただ通っただけなのに」 予想外のあいさつに驚き
そんなリアムさんがとりわけ強く印象に残ったのは、日本人のなにげない振る舞いでした。
「交通整理の係の人が、僕がただ通っただけなのに『ありがとうございます』って言ったんだ。それも笑顔で。そんな経験したことなかったから驚いたよ。ほかの国だったら、無表情か、つっけんどんなことが多い」
自然に感謝や好意が表現される光景は、日本の文化の中に息づく“おもてなし”精神の表れでしょう。日本では公共の場や店舗で、訪問者に対して「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」といった、あいさつや礼儀正しい応対が日常的に行われています。
日本では当たり前の、日常的なあいさつや気配り。リアムさんや海外からの旅行客にとって、新鮮な驚きになっているようです。残りの旅でも、新たな日本の魅力を発見してほしいですね。
Hint-Pot編集部
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