香川大生と受刑者が新エコバッグ開発 第1弾は200個完売の人気ぶり

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新商品のエコバッグについて、意見を出し合う受刑者たち(手前)やPROSのメンバーたち=高松市の高松刑務所で2025年6月24日午後3時39分、広田正人撮影(画像の一部を加工しています) 拡大
新商品のエコバッグについて、意見を出し合う受刑者たち(手前)やPROSのメンバーたち=高松市の高松刑務所で2025年6月24日午後3時39分、広田正人撮影(画像の一部を加工しています)

 香川大学の学生団体「さぬき再犯防止プロジェクト(PROS)」と高松刑務所、四国矯正管区(いずれも高松市)の3者が連携し、刑務所の受刑者を交えて新商品のエコバッグを開発する。9月初旬には完成させ、その後大学生協などで販売する予定だ。

 PROSは犯罪や非行の前歴がある人の居場所づくりなどを掲げ、元受刑者との交流会や研修会を開くなどの活動をしている。

 そんな中、刑務所作業製品に注目し、2024年には、第1弾として、同大学内で販売する弁当とペットボトルが収まるエコバッグを3者で商品化。大学生協やオープキャンパスで販売したところ、200個が完売する人気ぶりだったという。

 今回はそのエコバッグの改良版で「教科書やパソコンも入れたい」「買い物にも使いたい」という学生たちの意見を取り入れ、容量を増やし、折り畳みやすいようゴムを付けるなど、より便利に使えるように工夫を凝らした。

 高松刑務所で6月に開かれたミーティングでは、PROSのメンバーや実際にエコバッグを作ることになる受刑者らが新商品の色やデザインなどについて活発に意見を交わした。終了後、50代の男性受刑者は「この経験を生かして、再び罪を犯さないことを誓いたい」と話していた。【広田正人】

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