【ホラー漫画】知らない●から飴をもらった少年…その飴に混入している“何か”が「飴怖い」と話題

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『知らない⚫︎から飴をもらってはいけません』より
『知らない⚫︎から飴をもらってはいけません』より / 画像提供/グョ(Gyoniku)さん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『知らない●から飴を貰ってはいけません 』を紹介する。作者のグョ(Gyoniku)さんが、6月28日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、7000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、グョ(Gyoniku)さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

■知らない●から貰った飴に潜む何か

『知らない⚫︎から飴をもらってはいけません』より
『知らない⚫︎から飴をもらってはいけません』より / 画像提供/グョ(Gyoniku)さん

ベンチに座り、知人を待っている少年。すると隣に座っている老人が、大人しく待つ少年に「ひとりでえらいねぇ、アメちゃんあげようねぇ」と飴を差し出した。

貰った飴を食べた少年は、待ち人・ゼツと合流し歩き始める。途中「何食ってんの?」と聞かれた少年は、「あめちゃん貰ったの!」と口の中を見せながら説明した。ところが、それを見たゼツはその飴をすぐに吐き出すよう、言ってきて…。

本作を読んだ人たちからは、「飴怖い」「昔●入り流行った」「●入り懐かしい」「ゾッとした」など、多くのコメントが寄せられている。

■中国の妖怪をモチーフに創作された本作

『知らない⚫︎から飴をもらってはいけません』より
『知らない⚫︎から飴をもらってはいけません』より / 画像提供/グョ(Gyoniku)さん

――『知らない●から飴を貰ってはいけません』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

妖怪たちが人間社会に混じって生きている『アングラ現代妖怪』というシリーズをゆるく描いており、その中に『悪魔蠕虫(エモ・ルーチョン)』というキャラクターを登場させたかったのがきっかけです。悪魔蠕虫は中国の妖怪で、食べ物にまじって人の体の中に入り、病をもたらすそうです。

――本作では、飴を渡した人物が正体を明かすようすが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

後半のホラー的演出をこだわりました。虫が苦手な方には大変申し訳ないです。閲覧注意でお願いいたします。子供の頃食べ物に虫が入ってしまってゾワゾワした経験があるので、その怖さに拍車をかけるようにうぞうぞと虫が這い出てくる様子。最後のページは大ゴマなので、注目してくだされば嬉しいです。印象的と言っていただけて大変光栄です!

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

主人公の男の子みきおに、妖怪のゼツという男が飴を吐き出させるシーン。妖怪にしかわからない第六感みたいなものが働くシーンは描いていて楽しくてお気に入りです。あとはやはり最後のシーンでしょうか。妖しくて危険なものが発露して、みきおとゼツと縁を結んでしまった。ホラーコンテンツでも私はそのようなシーンに胸が踊るので、お気に入りです。

――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?

私は恐怖や憤り、怒りなどの感情線を主軸にストーリーを考えることが多く、自分の「嫌だったなぁ…」「子供の時怖かったなぁ…」と思う経験から来ることが多いかもしれません。それから自分の「萌え」の琴線にひっかかるもの(特に人物像)のメモを取り、何に萌えたのかというのを考えるのが趣味で、そこから着想を得ていることも多いです。

――グョ(Gyoniku)さんの作品は、柔らかなタッチと怪異の恐ろしいタッチの二面性を強く感じます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?

意外ですが、ギャップは大事だと思っているので二面性を感じていただけてとても嬉しいです……!まだ精進の身ではありますが、キャラの感情が見ている方に伝わるかどうかは意識しているかもしれません…!喜怒哀楽や恐怖を感じている様子もそうですが、逆に無感情であったり、「何を考えているか読み取れない」「不気味」さを伝えたい場合も、そういうものとして伝わるかどうかを意識している気がします。

――今後の展望や目標をお教えください。

少しでも読者様に楽しんでいただき、誰かの生活の糧となるような漫画を描ければいいなと思っております。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

もしそんな方がいらっしゃるなら、目に留めてくださって本当にありがとうございます。これからも何卒、楽しんでくだされば幸いです。

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