timeleszをめぐる“争奪戦”が加速している。フジテレビ、TBSに続き、日本テレビも、10月からレギュラー冠番組をスタートさせることが、8月21日に明らかに。新番組ラッシュの盛り上がりは、かつての「嵐」を彷彿とさせるという声もある。
「10月6日から、日テレで『timeleszファミリア』が始まります。これは彼らにとって、同局初の冠レギュラー番組です。月ごとにコンセプトが変わる3つの企画に挑む、実験色の強いバラエティーになるようです」(芸能ジャーナリスト、以下同)
フジとTBSは、すでに先行して彼らに触手を伸ばしている。
「フジは4月から、深夜帯で『タイムレスマン』をスタートさせています。番組は9月27日、ゴールデンタイムで2時間特番として放送されることが、8月21日に発表されました。一方、TBSは6月に『timeleszの時間ですよ』という特番を夜10時台で放送。公式サイトで《記念すべき第一回》と銘打たれていることから、続編への期待が高まっています」
2月に8人体制となって以来、わずか半年で新たな冠番組が次々と決まるtimelesz。Xでは、ファンからの
《timeleszの勢い凄すぎ》
《これから彼らはどこまで行っちゃうの?》
《このままもっと大きくなれ!!》
といった、グループがスターダムを駆け上がる瞬間を目の当たりにした、驚きの声が続いている。
なぜtimeleszの起用が相次ぐのか。テレビ局の狙いを芸能プロ関係者が語る。
「“第2の嵐”を狙っているのでしょう。もちろん、嵐にもtimeleszにも、それぞれ代えがたい魅力があり、2者を比べるのは無意味ですが、テレビ界はつねにスターを求めています。STARTO ENTERTAINMENT所属のアイドルでは、Snow Manの『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)、SixTONESの『Golden SixTONES』(日本テレビ系)がそれぞれ視聴率に貢献していますが、テレビ局は早くも次の逸材を見つけたいのです」
timeleszの強みは、ほかのグループとは違うファン層の熱量だ。
「追加で加入した5人は、事務所が一方的に選んだメンバーではなく、オーディションを勝ち抜いた精鋭たち。その過程を見守ったファンの思い入れはひときわ強く、感情移入の度合いが、とにかく格段に違うのです」(同前)
timeleszの起用に関して、フジ、TBSに先を越されていた日テレだが、最終的には他局に先んじて、彼らをスターに育て上げるのではと、この芸能プロ関係者は予想する。
「『timeleszファミリア』は、月曜深夜の放送になると聞いています。嵐は2010年4月から、土曜夜10時放送の『嵐にしやがれ』を約10年間続けてきましたが、その前身番組『嵐の宿題くん』は、偶然にも月曜深夜のオンエアでした。さらに『宿題くん』以前には『Cの嵐!』『Dの嵐!』『Gの嵐!』と、さまざまな番組に挑戦させながら、地道にファンを増やし、バラエティのスキルを高めさせた実績があります。今回のtimeleszの新番組も、どんな企画が彼らに合うか、3つのコンテンツをぶつけながら試そうとしている節があります」
嵐を育てたという、自負と育成ノウハウを持った日テレの目線の先には、あの大型番組があるという。
「timeleszはSexy Zone時代の2018年、『24時間テレビ』のパーソナリティーを務めましたが、日テレとしては近い将来、再び大役を託すつもりではないでしょうか」
スター街道を歩むtimeleszのスピードは、ますます加速していきそうだ。
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