《私、中島裕翔は本日をもちましてHey! Say! JUMPを卒業させていただくこととなりました。》
8月28日、Hey! Say! JUMPの中島裕翔(32)が同日付でグループを卒業することが発表された。’27年にはデビュー20周年を控えるなかでの事実上の脱退。前途多難すぎるグループの歩みに、ファンは悲しみを隠せない――。
‘07年にCDデビューしたHey! Say! JUMP。デビューから約1カ月で東京ドームコンサートを開催し、平均年齢15歳7カ月という史上最年少公演記録を打ち立てるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いかと思われたが……。
ジャニーズ事務所で社長を務めていた藤島ジュリー景子氏は、インタビュー本『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』(’25年7月発売)で彼らについてこう語っている。
《『Hey! Say! JUMP』はかわいそうなグループでした。当時、一年間のうち半分以上舞台の仕事を入れられていたんです》
芸能関係者は言う。
「ジャニーズ事務所は、事務所主催の舞台を数多く開催していました。ジャニー喜多川氏としては、テレビや映画の仕事よりもこの舞台の仕事を重要視しており、自身の気に入っているグループには舞台の仕事をあてがうことが多かった。つまり、Hey! Say! JUMPはジャニー氏が推していたグループだったのです。
ですが、舞台で身体を酷使したメンバーは常に疲れ切っており、舞台が忙しくてテレビの仕事が満足にできないという状況に。そんななか、グループのセンターである山田涼介さん(32)がジュリー氏に”SOS”を出したといいます」
ジュリー氏は同書で《『マネジメントを変えてくれないか』と相談を受けた》《『このままジャニーさんのところにいたら、自分たちはずっと舞台をやり続け、ますます消耗してしまう』『なんとか「嵐」や「SMAP」のようにテレビのお仕事もしていきたい』と、そんなことを言っていました》と明かしている。
山田の思いが通じジュリー氏がHey! Say! JUMPを受け持つことになったというが、思わぬ妨害を受けることに。
「ジュリー氏のもとに移ったことでHey! Say! JUMPはジャニー氏から不興を買ってしまったようです。彼らは当時テレビ東京でレギュラー番組を持っていましたが、即座に降ろされてしまったのです。ジュリー氏はこれを、ジャニー氏の妨害だと捉えているようです」(前出・芸能関係者)
華々しくデビューしたはずが、思うように仕事できずにいたHey! Say! JUMP。メンバーの脱退も相次ぎ、苦しい時間が続いている。
「’11年、森本龍太郎さん(30)が未成年喫煙で脱退。’21年には岡本圭人さん(32)が芸能活動休止の末に脱退しました。そして今回の中島さんでメンバーの脱退は3人目。デビュー当時10人組だったHey! Say! JUMPは7人組になりました。順風満帆とはいえない彼らの道のりにはファンも絶句していることでしょう」(前出・芸能関係者)
20周年に向けてグループ活動が活発になっていきそうなタイミングだっただけに、X上ではファンも悲鳴を上げている。
《今日付けで卒業だから、もう8人のJUMPは見れないんだよ。 8人のHey! Say! JUMP大好きでした。9人も10人もどんな形であれ楽しそうなJUMPが大好きで、その形が変わるときって自担じゃなくても涙止まんない》
《きっとJUMPのみんなも心苦しいよね こんな風に脱退発表なんて誰も望んでなかったよね》
《みんな仲良しJUMPが好きなのに1人減ってしまうの悲しいな…今日の今日脱退ってちょっと急すぎて何かあったとしか思えん》
残されたメンバーは中島の脱退に際し《僕たちは前だけを見て、最高の20周年にファンの皆様を連れていきます。》と綴っている。今は彼らの言葉を信じるしかない――。
「かわいそうなグループ」とジュリー氏も同情…中島裕翔が異例の即日脱退、山田涼介もSOS出していた「Hey! Say! JUMPの苦難」
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