今年4月に女優・広末涼子(45)が起こした新東名高速道路での追突事故。搬送先の静岡県の病院で看護師への暴行の疑いで静岡県警に現行犯逮捕され、薬物検査や家宅捜査まで行なわれたことで、日本中で大きな話題を呼んだ。スポーツ紙記者が語る。
「5月2日、個人事務所の公式サイトを通じて広末が双極性感情障害と甲状腺機能亢進(こうしん)症と診断されたと発表。すべての芸能活動を活動休止し、通院を続けながら自宅療養するとした。メディアの前に姿を現したのは4月16日に処分保留で釈放されたのが最後です」
騒動から3ヶ月経った7月18日の誕生日に、広末はファンクラブ会員に向けて音声を配信。「子どもたちの宿題を見てあげるとか、(以前は)仕事が忙しくてできなかった」「今だからできることを楽しみながら、ありがたいなと思いながら過ごしています」と近況を明かしたが、芸能活動については言及しなかった。
広末は事故を起こした際、シェフ・鳥羽周作氏との不倫騒動後、初の復帰主演作となる映画『おんおくり』の撮影中だったが、「話がまとまっていない状況」だと映画関係者は語る。
「撮影は“一時中断”といった状況のままです。広末さんサイドとも話し合いは進めていますが、続投か降板か結論が出ていない。撮影途中だったため、続投となれば広末さんの復帰を待たなければならない。降板となると、代役探しから始まり、大幅な撮り直しに伴う費用負担などを含めて、違約金についても話す必要がでてくる。
実は、この作品は『日本骨髄バンク』のほか、さまざまな方々の協力や支援があって撮影が進んでいたため、簡単に“お蔵入り”にすることができないといった事情があります。これらのことから、関係者の間でも、『早く広末の代役を決めて撮り直すべきでは』という声が強いのも事実です。
困惑している共演者の事務所からも『作品はどうなるのか』と聞かれていますが、何も答えられない状況が続いているのです」
日本骨髄バンクに話を聞くと、「我々はお応えする立場にはないのですが」と前置きした上で、こう回答した。
「映画に協力する形になっていたのは事実です。金銭的な協力ではなく、脚本などの事実関係の確認などでお手伝いするといったものです。“日本骨髄バンク”とクレジットが出る形での協力ではないと認識しています」(広報担当)
今後の映画への協力については明確な回答を得られなかった。制作現場の混乱は続く──。
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