「あんぱん」役者・大森元貴を「逃したくない」CP語る起用理由「衝撃」ライブ見て涙、いずみ氏との重なり

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 NHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は4日からいよいよ「Mrs. GREEN APPLE」の大森元貴(28)が登場する。「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんの物語で演じるのは、作曲家・いずみたくさんをモデルとした、いせたくや役。劇中では、ミュージカル「見上げてごらん夜の星を」の音楽を担当し、柳井嵩(北村匠海)と「手のひらを太陽に」の作曲を通して関わっていく。ドラマ出演となる大森を抜てきしたのは、番組を手掛ける倉崎憲チーフ・プロデューサー(CP)だ。大森のライブ中の演技に「涙が流れた」と称賛する倉崎氏に、大森の魅力と起用の意図を聞いた。(那須 日向子)

 オファーのきっかけは昨年行われた「Mrs. GREEN APPLE」のミュージカル調の“音楽劇”「The White Lounge」を観劇したことだった。「大森さんのしぐさやたたずまい全てに惹かれました。特に『ダンスホール』が始まる前の大森さんの“間”や表情に目が離せなくなり、気付いたら自然と涙がスーっと流れていました」と回顧した。

 帰りの電車内でもその衝撃が忘れられず「役者としての大森元貴さんを見てみたい」と強く感じ電車内で大森のスタッフにメール。その日の夜は高揚感で眠れなかった。

 本格的なドラマ出演は今作が初。4月25日公開の映画「#真相をお話しします」で映画初出演にして初主演したことが話題となったが、当時はまだ発表されていなかった。「この衝撃は逃したくない。どこにも取られたくない」とすぐさま正式にオファーした。

 当時まだ台本は完成していなかったものの、いずみさんをモデルにした役が登場することは決まっていた。

 いずみさんはCM音楽や映画・テレビ・ラジオの劇伴音楽を生涯で1万5000曲以上を作曲。やなせさん作詞「手のひらを太陽に」をはじめ「いい湯だな」、テレビ朝日系「徹子の部屋」テーマ曲、「明治 チョコレート」CM曲まで手掛けた希代のヒットメーカー。一方、大森も昨年5カ月連続で新曲をリリース。ドラマやCM、情報番組のテーマソングなど幅広く手掛けており2人がピッタリと重なった。「実際に幅広い世代に向けて多くのヒット曲を生み出し続けている大森さんだからこそ、他のどの俳優の方よりもシンパシーを感じてもらえると思いました」と起用理由を語る。

 フレッシュなたくやは、悲しくも重要な戦争パートの後に差し込んだ“希望の光”とも言える。ピュアで音楽と芝居が大好きな青年は、嵩の運命を大きく変えていく。撮影が始まり大森の演技を目の当たりにするとその「独特のテンポ感で新鮮」な演技がバッチリとハマった。

 現場でも“途中合流”と感じさせないほどの自然な存在感。「撮影後もスタッフと密にコミュニケーションをとっていますし、キャストとも溶け込んで収録を楽しんでくれています」。本人も「楽しい」とたびたび口にしているという。

 いよいよ来週から本格的に登場。大森だからこそできる表現がふんだんに盛り込まれている。新たな風を感じさせる戦後パートに、今から胸が高鳴る。

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