俳優の花總まりさんが主演を務めるミュージカル『バグダッド・カフェ』の製作発表記者会見が行われ、共演の森公美子さん、演出の小山ゆうなさんとともに公演への意気込みを語りました。

本作は、アメリカ西部の砂漠の真ん中にある「バグダッド・カフェ」の女主人ブレンダと、偶然現れたドイツ人旅行者ジャスミンの出会いと友情、さらにそこから広がる国籍も人種も立場も異なる人々の絆を描いた、ファンタジックなコメディ映画『バグダッド・カフェ』をミュージカル化した作品。日本での上演は今回が初めてになります。
製作発表記者会見では、ジェベッタ・スティールが歌ったテーマ曲「Calling You(コーリング・ユー)」を花總さんと森さんが初めて歌唱披露しました。

主演の花總さんは演じる「ジャスミン」について、‟一人で異国の地にいながらもどんどんと自然と溶け込んでいってしまう、もともとの彼女の魅力がある。自分自身人に壁を作らないとか彼女ならではの魅力があるんだろうなって思っています。私だったら夫の荷物と入れ替わっていたらそのまま帰るけど、彼女は居続けてる。”と印象を語ると、‟彼女の不思議な魅力をこれから深堀していきたい”と意気込みました。

本作で初共演となる花總さんと森さん。花總さんは‟(森さんは)雲の上の方だったので、まさかこんな日が来ると思わず。「いつか共演する日が来るのかな?来なさそうだな」ってずっと思っていた”、森さんは‟花總さんは菊田一夫大賞をとっているんです。たまたま会場にいて凄い方だと思っていた”と今作での共演に驚いた様子。もう打ち解けたようで、森さんは‟昨日も夜中までLINEしていました”とやり取りを明かしました。
また、本作では2人で手品を披露するためにすでに先生から教わり、自主練習をしているそう。森さんは‟これが成功したら、せっかく今回取得したので私と花總さんのコンビで披露するために色々な地方の演芸場を巡ろうかなと計画しています”と語りました。

さらに、「お互いの役者としての魅力」について質問されると花總さんは‟公美さんの舞台は観終わった後に心の中がすっきりするというか、パワー、エネルギーが凄くこちらに伝わってくる。お芝居が作り物に見えなくて、本当にそこで生きていらっしゃる方という風に見えるので、「凄いな」と思って拝見していた”と絶賛。

森さんも花總さんについて‟本当にいて「花」なんです。2段の楽屋花みたいな何もないところに「バーン!」って存在感がある”と熱弁すると‟いつもジャージでいるけどそのジャージも品があって、ジャージがドレスコードだと納得するくらいに見える。誰にも負けない花であり、光輝いたルビーみたいな素敵な方。何をやっても素敵で光り輝いています。”と

【担当:芸能情報ステーション】
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