赤楚衛二、幼少期の怖い体験で絶叫した過去を告白「気持ち悪い色の“蛾”が…」

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赤楚衛二
赤楚衛二 / 撮影=永田正雄

映画「近畿地方のある場所について」初日舞台あいさつが8月8日に都内で行われ、W主演の菅野美穂、赤楚衛二のほか、白石晃士監督が登場。撮影時のエピソードなどを語り合うと、夏に合わせたムードたっぷりの怖い話を披露する場面もあった。

■渾身の呪われシーンに赤楚「酸欠になります」

発行部数70万部を突破し「このホラーがすごい!2024年版」で第1位を獲得したWeb小説サイト・カクヨム発の今作は、行方不明になったオカルト雑誌の編集者を捜索するうちに“近畿地方のある場所”にたどり着くホラーミステリー。「ノロイ」「貞子VS伽椰子」「サユリ」を手掛けた白石監督がメガホンを取り、監督の大ファンで著作への影響も受けているという原作者・背筋も自ら脚本協力として参加している。

公開初日を迎えた菅野は「私はホラー映画はすごく好きで、演じる上でも他のジャンルにはないものができるなと思って楽しみにしていました。公開を迎えられてよかったです」と笑顔を見せると、赤楚は「監督と菅野さんと一緒に作らせていただいたんですけど、現場でエネルギーを使うシーンが多かったので、そのエネルギーを感じて楽しんでいただけたらと思います」と思いを伝えた。

上映後だったこともあり観客には怖く見えるのでは?とMCから聞かれた菅野は「そう?」と笑いながらみんなの様子をうかがい、突然コール&レスポンスを実施するなど、明るく振る舞いつつも不気味さの残る盛り上げ方に、登壇者から若干距離を取られる一幕も。

そんな菅野は撮影でのエピソードについて、バールで殴るシーンを「骨付き肉を生で食べるような女性だという気持ちで振りました」と笑いを誘うと、撮影の中で「カットがかかった時に誰かが話しているって声が上がって、おばけかなと思ったら、監督がのめり込み過ぎてずっとつぶやいている声をマイクが拾ってたことがありました」と振り返った。

一方、赤楚は資料室でのシーンについて「陰鬱とした空間の中で呪われていくシーンは、呪われたことがないので演じ方をすごく悩みました。でも、監督が見本を見せてくれたのでイメージがフィットしましたね」と感謝。ただ、再現することは難しいそうで「呪われてたんじゃないですかね」とあっけらかんと答えると、「息遣いが荒くなるので終わった後に酸欠になります」と大変だったことを回顧した。

(左から)白石晃士監督、菅野美穂、赤楚衛二
(左から)白石晃士監督、菅野美穂、赤楚衛二 / 撮影=永田正雄

■菅野、怖い話を披露するはずが笑い話に

撮影期間中は本当にドキッとしたこともあったそうで、「撮影していたトンネルが本物の心霊スポットで、中学生の4人組が肝試しで来たりしていた場所なんですけど、緑の子がずっといるって声が聞こえました」と菅野。すると赤楚も「車の中のシーンで『本番中に女性の声がちょいちょい聞こえてくるんだよね』ってカメラマンさんが言ってました」と気味が悪かったことを打ち明けた。

また、イベントでは照明を青色に変えて、自身の怖い体験を披露するコーナーを実施。赤楚は小学生のころに蝶々にするためにイモムシを家の近所で取ってきたことを話し、「大事に育ててさなぎから出てくるのを楽しみにしていたら、気持ち悪い色の“蛾”が出てきて、怖くて絶叫しました」と当時の恐怖体験を明かした。

つづく菅野は「私はまったく霊感がないんですけど、霊感がある人は音が聞こえたり臭いを感じるそうなんですよ」と話し始め、「ここ何日か家の中で臭いがするんですよ。公開日が近いので、まさか…と思っていたら、酷暑で排水溝の水がなくなって下水の臭いが部屋に戻ってきただけでした」と安どしながら答え、「お水を流せばいいんです」と対処法まで語り、観客を笑わせていた。

◆取材・文=永田正雄

(左から)白石晃士監督、菅野美穂、赤楚衛二
(左から)白石晃士監督、菅野美穂、赤楚衛二 / 撮影=永田正雄

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