春風亭一之輔、笑いの聖地NGKデビュー「い、い、一之輔ちゃんで〜す！」

落語家春風亭一之輔（47）が8日、大阪・なんばグランド花月（NGK）で行われた桂文珍の「吉例88　独演会」にゲスト出演した。

「NGKの高座に初めて上がりました」という一之輔は楽屋のほうを見て「向こうに上方の落語家さんが山ほどいるんですよ。この状況で落語をやったことがありますか」とぼやき、「吉本の社員もいっぱいいる。標準語をしゃべるのは私だけ」とアウェー感を強調すると、客席に「あんたたちもそうだろう」とツッコみを入れると爆笑が起こった。

2日前に友人と甲子園での高校野球を観戦し、NGKを視察した。客席でザ・ぼんちの漫才を見た一之輔は「い、い、一之輔ちゃんで〜す！」とぼんちおさむのモノマネを披露すると、笑いの本場・大阪の観客から大きな拍手が起こった。

約40分間、「がまの油」を熱演。上方の落語ファンの心をつかんだ。