広陵の暴力問題に広島出身芸人が私見「私刑は反対。罰が重すぎる」「監督は責任とらなアカン」

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「R−1ぐらんぷり2013」(現R−1グランプリ)王者のピン芸人、三浦マイルド(47)が8日配信の「三浦マイルド 武井志門 シャバいラジオ」に出演。出身地広島県の代表として、夏の甲子園に出場中の広陵で発覚した暴力事案について、私見を述べた。

三浦は事案の話題を切り出すと、自らの高校時代を回想。「広陵高校の上下関係がエグい、というのは昔から…僕が高校行った時から言われていて。広島県では有名な話」と紹介した。一方、当時の広陵は「ベスト8、ベスト4」のレベルだったとした上で「近年は“1強”」と説明。「僕は勝手に、改善したんだと思っていた。部の雰囲気が変わってるんだろうなと思っていたら、こういうことが明るみになりましたから、基本的な体質が変わってなかったのかな」と推察した。

一方、SNS上で拡散している内容や個人情報などの投稿については「情報が錯綜(さくそう)している。こうなったら、うそも結構、混じっていると思う。誇張されたこととか」と指摘。三浦は「僕、こういう私刑は反対なんですよ。未成年だし、子どもらも。これ、デジタルタトゥーでずっと残っちゃうし、やったことに対する罰が重すぎるんじゃないかなと思う」とした。

被害を受け転校を余儀なくされた生徒については「親御さんの気持ちも分かる。自分の子どもがそんな目にあったら、このまま泣き寝入りできないというのは普通の感情だと思いますけど」と気遣った上で、現状は「ちょっと炎上がエグすぎる」と言及。「本当は、監督の謝罪が必要だったんでしょうね、ちゃんと生徒に対するしかるべき処分と。それが隠蔽(いんぺい)されているから、どうしても許せなくて告発に踏みきったんでしょうけど」と話すと「監督は本当に責任を取らないとアカンと思いますよ」と私見を述べた。

三浦は、広陵の甲子園出場については「出場辞退するのが本当は良かったんじゃないかなと思うんだけど、3年間頑張ってきたんだから3年生最後の試合やらせてあげたいと思う監督の気持ちも分かるんですけど、難しいな」と悩める胸中も吐露。その上で「監督は責任とらなアカンと思う、辞めなアカンと思う」と繰り返した。

番組に出演するお笑い芸人、武井志門からは「加担した生徒も試合に出さない方がいい」と聞かれると、三浦は「出さない方がいいし、卒業までの来年3月までに、その子たちをちゃんと更生させられるようにするのが教育だと思いますけどね。こういうことをやったら、これだけのしかるべき処置がある、ということを分からせるのも教育の一環だと思う」とコメント。「隠蔽(いんぺい)したら、逃げ切ったらしまいや、みたいな吉本興業みたいな考え方したらダメなんですよ」とオチもまじえつつ、持論を展開した。

広陵高は6日、今年1月に野球部内で上級生から下級生への暴力行為があったと公表。被害に遭った1年生がその後転校したことが明らかになった。広陵(広島)は声明で「令和7年1月に本校で発生した不適切事案について」とし「被害を受けられた生徒ならびにその保護者の皆さまには、重ねて深くおわびを申し上げます」などと謝罪した。

さらに発表された声明の中では「当時の2年生部員4名が1年生部員1名に対して、それぞれが個別に被害生徒の部屋を訪れ、暴力を伴う不適切な行為をしたことが判明しました」とし、「本校は、調査の結果、令和7年2月14日までに関係者に対する指導及び再発防止策の策定をいたしました」と続けた。

すでに硬式野球部として厳重注意を受け、暴力を伴う不適切な行為をした4名の部員は事件判明日から1カ月の公式戦出場禁止の処分を受けている。大会本部も「出場の判断に変更はありません」と発表した。

また、大会本部は7日、被害を訴えている元部員から日本高野連に新たな情報提供があったと発表。広島高野連から日本高野連には「学校は元部員の保護者からの要望を受け、第三者委員会を設置し、現在調査中」と報告があったといい、調査結果を受けた学校からの報告を待って、日本高野連が対応を検討するとしている。

「三浦マイルド 武井志門 シャバいラジオ」はYouTubeで配信している。

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