女優の今田美桜(28)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「あんぱん」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は11日、第96話が放送された。話題のシーンを振り返る。
<※以下、ネタバレ有>
「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」シリーズなどのヒット作を放ち続ける中園ミホ氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算112作目。国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦を描く。
第96話は、柳井嵩(北村匠海)は三星百貨店を退職。「独創漫画派」(史実は独立漫画派)という集団に所属し、割り振られた仕事をこなしていたが、決して順調とは言えなかった。嵩を支えるため、柳井のぶ(今田美桜)は薪鉄子(戸田恵子)に秘書を続けたいと頭を下げる。「探しゆうもんがあるがです」。嵩は八木信之介(妻夫木聡)の雑貨店を訪れ、自分の漫画は大衆受けしないと愚痴り…という展開。
のぶは嵩の散髪をしながら「仕事がなかったら、私が嵩さんを食べさせちゃるき」。独立を祝い「嵩さん呼び」を始めた。「嵩さんはこれから有名な漫画家の先生になるのに、呼び捨ては失礼やき」――。
鉄子は児童福祉施設の女性職員と面会。のぶが独断でスケジュールを変更したものだった。
孤児院の子どもたちが作ったカードを買いに、鉄子が八木の店に現れる。八木は「ガード下の女王は、今じゃ民の方じゃなくて、権力の方ばっかり向いてるって言われてるよ」と皮肉。鉄子は嵩に、のぶが探しているものは何か尋ねる。
嵩「それは、何があっても…逆転しない正義だと思います。僕らは、2人でそれを探しているんです」
鉄子「そんなもん、どこにあるっていうがで」
八木「少なくとも、あんたたち政治家は、コロコロ逆転する正義ばっかり説いてるからな」
鉄子「のぶさんは、どういてそんな、あるかどうかも分からんもんを」
嵩「彼女は、戦争中の正義に流されて、子どもたちを導いてしまったことを、今でも負い目に感じているんです」
嵩は漫画家仲間に「カミさん」。初回(3月31日)冒頭、中年になった柳井のぶ(今田美桜)の第一声は「嵩さん、おはよう、朝だよ」だった。
SNS上には「初回の嵩さん呼びがここにつながってくるのか」「いつから“さん付け”になるのか気になっていたけど、今日だった!」「嵩さん呼びを噛み締めている嵩、かわいい」「(嵩が有名になるという)のぶの確信と覚悟が尊い」「誰かに言われたとかじゃなく、のぶが自分で考えたことだったの、うれしかったな」などの声が続出。反響を呼んだ。
「あんぱん」独立祝福 のぶ“嵩さん呼び”初回冒頭回収にネット沸く「尊い」「かわいい」嵩はカミさん呼び
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