初めて日本を訪れる外国人観光客にとって、日本食は旅の大きな楽しみのひとつです。プエルトリコとスペインから来日した2人の男性は、初めて味わう日本の料理に感動していました。なかでも、ある日本食の味に感激したといいます。いったい、どんなものなのでしょうか。
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東京のモダンと伝統のコントラストに感動
アメリカの自治領であるプエルトリコ出身のジャンさんと、スペイン出身でタイのバンコクに住むエドゥさん。どちらも、今回が人生初の日本旅行です。
ジャンさんは、東京を拠点に8日間の滞在を予定。エドゥさんは1か月という長期休暇を生かして、東京から長野、岐阜、京都、広島まで日本各地をめぐる旅程を組んでいます。
「東京はすごくアメージング」と、ジャンさんは目を輝かせます。エドゥさんも隣でうなずき、「僕はバンコクに住んでいるし、アジアのほかの都市にも行くけど、東京はモダンと伝統のコントラストがユニーク」と語ります。
「よりおいしくなっている」と日本の料理法にも感動
日本の景色や文化に感動しているふたりですが、もうひとつの大きな楽しみになっているのが、日本料理との出合いです。
「プエルトリコに中華料理はあっても、日本料理はそうないんだ。食べるものすべてがおいしいよ」と、ジャンさんは、故郷では味わえない日本の食に心から感動している様子です。
一方、普段からアジア各地を旅するエドゥさんも、日本食の魅力について熱心に話してくれました。
「とくに和牛がおいしかった。あとウニ。和牛は日本の料理法によって、よりおいしくなっていると思うんだけど、やわらかくて最高だった」
英語でも「WAGYU」と呼ばれ、世界的な認知度が高まっている和牛。外国人観光客からの人気も高く、観光庁の2024年「訪日外国人の消費動向」によると、「最も満足した飲食」では「肉料理」が約32%を占めて1位になっています。
素材を生かした絶品料理で、ふたりの日本旅行はより思い出深いものになったようです。残りの滞在でも、日本のおいしい食事を存分に堪能してほしいですね。
Hint-Pot編集部
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