女優の木村文乃が主演を務める連続ドラマ「愛の、がっこう。」(フジテレビ系、木曜午後10時)の第6話が14日、放送される。お互いの気持ちを確かめ合った小川愛実(木村)とカヲル(ラウール)が“お別れの遠足”に出掛ける。
「愛の、がっこう。」とは?
連ドラ「白い巨塔」「昼顔」などを手がけた脚本家の井上由美子さんと演出家の西谷弘さんが再タッグを組む完全オリジナルのラブストーリー。すれ違うことすらないはずの2人が出会い、大きな壁を越えて引かれ合う姿を描く。堅い家庭で育ったまじめすぎる高校教師の愛実が文字の読み書きが苦手なホスト、カヲルに言葉や社会を教える「個人授業」を実施。次第に距離を縮める2人を、さまざまな批判や非難、憎しみ、嫉妬が襲う。
「愛の、がっこう。」第5話振り返り(ネタバレ)
カヲルは「終わりにしたい」と言い残して屋上の教室を去ろうとするが、愛実は「まだあなたに何も教えられていない」と呼び止める。そこでカヲルは「先生は俺のことが好きなんだよ」「俺もそうだから」と突然告白。愛実は笑みを見せつつも「すぐに飽きる」と軽くいなし、今後も先生と生徒の関係は続けるが、好意は口にしないと線引きした。
一方、愛実の婚約者、川原洋二(中島歩)は、親友の町田百々子(田中みな実)の職場を訪れ、尾行したことを愛実に話したのか問いただす。逆に百々子は「あなたにやましいことはないの?」と迫り、恋愛について正直に話すよう求めた。その後、川原は愛実に会い、尾行の件を謝罪。さらに別の女性と交際していたことも打ち明ける。愛実は字が書けないカヲルを助けたいと話すが、川原は相手はホストで、誤解されない行動をとるべきだと忠告した。
夏休みに入り、副担任の佐倉栄太(味方良介)がカヲルの授業を手伝うことに。愛実は佐倉を屋上へ案内するが、佐倉が来たことが面白くないカヲルは突然「本を買いに行きたい」と言い出し、愛実を連れ出した。本を買った後、弟の勇樹(あお)と母の香坂奈央(りょう)に会うカヲル。公園で勇樹に読み聞かせを頼まれるが、うまく読めず、すぐにやめてしまった。
そのころ、川原は小川家を訪れ、父の誠司(酒向芳)に、愛実がホストに勉強を教えていることを告げ口。保守的な考えを持つ誠司は苛立ちを隠せなかった。
その後、出勤したカヲルに指名が入る。相手は愛実の母、早苗(筒井真理子)で、「娘と会わないでほしい」と言って札束を差し出した。動揺したカヲルは受け取りを拒み、「ホストとして、このお金で飲んで楽しんでいってほしい」と返した。
帰宅した愛実は佐倉から電話を受け、教え子の沢口夏希(早坂美海)と母のあかり(映美くらら)の相談に対応するため学校へ。夏希は米国留学を希望していたが、母は反対していた。愛実は、自分の希望を表現できるのは素晴らしいと語り、夏希に大学の資料を手渡した。
夏希たちを見送った後、愛実の前にカヲルが駆けつける。カヲルは校門越しに愛実の手に触れながら「俺、先生のことが…大っ嫌い」とつぶやいた。その様子を、佐倉と夏希が遠くから目撃していた。
「愛の、がっこう。」第6話あらすじ
校門越しに思いを打ち明ける2人。カヲルは一日だけ2人で遠出をし、それで最後にしようと提案する。
当日、2人はカヲルが幼いころに憧れていた京急電車に乗り込む。深夜まで飲んでいたカヲルは、愛実にもたれかかってまどろむ。最初は押し返すも、愛実は肩を貸し、愛おしそうな表情を浮かべる。三浦海岸で降りた2人は神社へと向かい、絵馬に願いごとを書く。文字を書こうとするカヲルを、愛実は優しく指導する。
学校での悩みを漏らす愛実に対し、カヲルは「本当は学校に行きたかった」と打ち明ける。誰もいない青空教室で“学校ごっこ”をする2人。愛実は、過去に婚約者にフラれて海に飛び込んだ話をし、誰にも言えなかったことを打ち明けて一緒に笑うことで、気持ちが軽くなる。
食堂に入り、愛実が父親について「お金も地位もなくていいから、優しいお父さんだったらよかったのに」と話すと、カヲルはイラ立ちを抑えられず「マジで金がなかったら、そんなことは言わないけどな」と悪態をつく。「もう会わないから今しか言えない」と、真剣に向き合おうとする愛実。しかしカヲルはそれに応じず、2人の間には気まずい空気が流れる。
食事を終え、カヲルはパチンコ店へ。仕方なく付いていく愛実。パチンコをしたことがない愛実はどうすればいいのか分からない。見かねたカヲルはハンドルを持つ愛実の手に自分の手を重ね、ゆっくりとハンドルを回す。
“お別れ遠足”の時間は刻々と過ぎていき、別れの時が近づき…。
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