オーランド・ブルームは、新作スリラー映画『ザ・カット』でボクサー役を演じるにあたり、厳しい食事制限を課した結果、「妄想と不安」に悩まされていたことを明かした。体型を変えるという挑戦には「ワクワクしていた」と語るオーランドだが、過酷な制限がもたらす精神的な負担には備えていなかったという。不眠症や食べ物への「強迫観念」に苛まれるなど、その影響は計り知れなかった。
ピープル誌のインタビューで「予想外だったのは、厳しい食事制限が精神面に与える影響だった」と明かし、「妄想や不安は、睡眠不足によって引き起こされた非常に現実的で動揺するものだった。空腹だと眠れないってことが分かったんだ」「最後のシーンに向けて最低体重を維持するために水分まで制限した結果、食べ物への強迫観念にとらわれてしまった。ツナとキュウリだけの食事から抜け出したら、何が食べられるのかと夢見るようになっていたよ」と続けた。
さらに、理想的な体型を維持するために費やした努力について「おすすめはしない」と警告。専門の栄養士フィリップ・ゴグリアの指導のもと、毎週のチェックと血液検査を受けながら、約3カ月で30ポンド(約13キロ)の減量に成功したという。
「結局のところ、この作品は、誰もが直面する苦悩や内なる悪魔との戦い、そして自己受容を見つけるために必要なものを描いた物語なんだ」と語った。
『ザ・カット』では、主人公が敗北によってチャンピオンの座を失った後、「償いのために」トレーニングする中「執着心が芽生え、現実が崩壊し、より恐ろしい何かに巻き込まれてゆく」姿が描かれるという。
(BANG Media International/よろず〜ニュース)
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