スポーツライター小林信也氏が11日、フジテレビ系「サン!シャイン」(月〜金曜午前8時14分)に生出演。
高校野球で暴力事案が発生した場合、関連した生徒が転校すると新たな学校の野球部で試合に1年間出場できない規則の障壁になっている問題点を指摘した。
谷原章介から「野球部で強豪といわれているところ、暴力問題みたいなことが表に出ることがありますけれども、今回の事案、どう思いますか」と問われて「やっぱり、そうなる温床が高校野球にある、ってことですよね」と語った。小林氏は50年以上、高校野球の現場で取材活動をした経験を持っている。
そして「それは監督の指示に従うとか、従わないとたとえば、転校できないんですよ。転校すると1年間、出場停止という規則があって、いじめが認定されれば出られるんですけど…だから、転校という選択肢を考えることができない」と語った。
小林氏は「そうなると監督は『言うことを聞かないと、分かってるな』っていう言葉にはしなくても、そういった空気もあるわけですよ」と指摘。谷原から「1年間、出られなかったら、野球人生、その後への大きな影響もありますよね」と聞かれると「転校したら来年3年だったら、もう夏の大会に出られませんね」と返し「僕は20〜30年も言ってるんですけど、取り上げてもらえない」と話した。
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