ドジャースOB斎藤隆氏　驚かされた大谷の行動明かす「ヒット、ホームランを打とうとしてるバッターが…」

　ドジャースや横浜などでプレーした斎藤隆氏（55）が28日放送のNHK「クローズアップ現代」（後7・30）に出演。二刀流復帰したドジャース・大谷翔平投手（31）に驚かされたことについて語った。

　番組内では、大谷のファウルボールが相手ベンチに飛んだ際に、大谷が声を張り上げるシーンを取り上げた。これに、斎藤氏は「全力でヒット、ホームランを打とうとしてるバッターが、わざわざ相手ベンチの方に（ボールが）行ったからって声を“はい”って出す必要は一切（ない）、そんなルール、アンリトゥンルール（暗黙の了解）にもない」と説明し、「彼はそれを声を出して“気を付けて”“僕のファールでケガしないで”ていうような配慮をするんですよ」と続けた。

　「毎回驚かされることが多いんですけど、そういった配慮まで。打席で集中してるはずなのに、自然にできる大谷選手に彼の凄さを感じます」と人間性を称えた。

　改めて、大谷の凄さについて問われると、「どれをとってもですね、超一流」と語り、「もうメジャーリーグの中でも彼がみんなに愛される理由っていうのが随所に（ある）。彼のプレーだけでなく、プレーももちろん認められますけど、それ以外のところにも、こうした大谷選手の凄さを感じられる。本当にスーパースターという簡単な言葉で言い表せないぐらいの選手だなと感じます」とべた褒めだった。