竹野内豊「このタイミングで世に送り出せて光栄」舞台あいさつで黙とう 作品の持つ意味かみしめ語る

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 俳優の竹野内豊(54)が15日、都内で主演映画「雪風 YUKIKAZE」の初日舞台あいさつを行った。太平洋戦争中に実在した駆逐艦・雪風の史実をもとに、激動の時代を懸命に生き抜いた人々を描く。同日に終戦80年を迎え、黙とうから舞台あいさつはスタート。共演者とともに平和への祈りをささげた。

 終戦の日という節目に太平洋戦争を描いた今作の船出を迎えて、竹野内は「ようやく初日を迎えることができまして、感慨深い気持ち。戦争というものが少しずつ記憶から現実味が薄れていく中で、今作をこのタイミングで送り出すことができて、この作品に携わることができて光栄に思っております」と素直な思いを述べた。

 駆逐艦は小型かつ軽量で機動性が高く、先陣を切って魚雷で戦い、艦隊を護衛し、沈没艦船の乗員救助もする“海の何でも屋”として活躍した。

 最前線で戦い続け、ほぼ無傷で終戦を迎えた雪風の艦長を演じた竹野内は、印象に残っていることを「今まで何げなく使っていた“助け舟”という本当の意味を雪風から感じることができた。多くの人々が救いを求めて“助け舟”が本当の意味で必要な時代に、今作が今送り出されることは何かの偶然ではなく、必然だったのではないか」と、現代に作品が持つ意味をかみしめるように語っていた。

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