日本テレビの水卜麻美アナウンサー（３８）が涙を流した理由は――。
水卜アナが１５日、総合司会を務める同局系情報番組「ＺＩＰ！」に生出演。この日は元同局アナで、同志社大学ハリス理化学研究所助教の桝太一氏がゲストとして生出演。初代総合司会を務めた同番組に、約４年５か月ぶりの登場となった。
桝氏は「（ＺＩＰ！は）本当にチームワークの番組で。大学のお盆休み中に来たんですけど、安心して京都に帰れるなと思いました」と語ると、水卜アナは「なんか、桝さんがいる『ＺＩＰ！』いいなって。見ていた『ＺＩＰ！』だなと思って…感動しちゃった」と目を潤ませた。
そんな後輩の姿に、桝氏は「泣いてます？ 泣かせて帰るの？」と優しく呼びかけると、水卜アナは涙をこぼしながら「恥ずかしいんですけど、ずっと前任者にちゃんとした番組やっているよって見せなきゃと思って。桝さんのバトンをしっかりつないでやっていますんで、後輩が言うことじゃないんですけど、桝さんも頑張ってくださいね」と先輩にエールを送った。
番組開始の２０１１年４月から総合司会を務めてきた桝氏からバトンを引き継ぎ、水卜アナは２１年３月に２代目の総合司会に就任。一方、桝氏は２２年３月に退社し、同年４月から同志社大学ハリス理化学研究所助教に転身した。同局系「真相報道バンキシャ！」への出演は続けており、他方面で活動する多忙な日々を送っている。
２人は先輩後輩の間柄だが、それを超えた〝戦友〟ともいえる仲だという。日テレ関係者の話。
「ともに『好きなアナウンサーランキング』で５連覇を達成して殿堂入りした人気アナで、局のエースとしての重圧を共有してきた。２人とも番組で発言したことを、終了後に『あれは大丈夫だったかな？』などと周囲に確認して〝ひとり反省会〟をするほどネガティブな性格で知られている。２人で食事会をすることもあった」
水卜アナは桝氏からバトンを引き継ぐことになった当時、「スッキリ」（月〜金曜午前８時）のＭＣを担当。「ＺＩＰ！」は午前５時５０分スタートだけに、午前２時過ぎには起床しなければいけない生活に。寝坊をおそれるあまり、当初は大好きな酒を飲まず大量の目覚まし時計をセットしていたという。
「そんな水卜アナを支えたのが、桝さん。自然と午前２時過ぎには目が覚めるようになっていて、水卜アナが起きているかどうかを連絡して確認する〝桝目覚まし時計〟をしていた。入社当時から朝が弱いことを知っていて、『スッキリ』のＭＣに就任していた当時にも、ちゃんと起きているか連絡していた」（同）
水卜アナの涙は、優しい先輩への感謝の意味もあったようだ。
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