お笑いコンビ、爆笑問題の太田光(60)が20日放送のBSフジ特番「太田光のテレビの向こうで」(後9・0)でタレント、中山秀征(58)と初対談し、収録後に印象などを語った。自身はTBS系「サンデージャポン」、中山は日本テレビ系「シューイチ」で〝日曜朝の顔〟として活躍。お互いテレビ好きの共通点があり、太田は新バラエティーでの共演を希望した。
芸能生活40周年の中山は1984年の「第二の吉川晃司オーディション」に合格し、翌85年にお笑いコンビ、ABブラザーズでデビュー。アイドル的ルックスで、同年には日本テレビ系「ハーフポテトな俺たち」に主演。太田は「お笑いの印象より、すぐにテレビに進出した人気者だった」と振り返った。
88年デビューの爆問より先輩にあたり、これまで、中山が出演していた同局系「DAISUKI!」やフジテレビ系「ウチくる!?」に太田がゲスト出演したり、中山がTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」に出演したりして交流してきたが、本格的に2人で対談するのは初めて。
現在は太田が「サンデージャポン」(日曜前9・54)、中山が「シューイチ」(土曜前5・55、日曜前7・30)で、それぞれ日曜朝の人気司会者としての地位を確立。互いに根っからのテレビ好きとあり、太田は「秀ちゃんとの収録は盛り上がって会話が止まらなかった」と笑顔で明かした。
2020年に70歳で死去した志村けんさんを師匠と慕う中山については「秀ちゃんは昭和や平成のバラエティーのことをよく知っている」と感心。太田は歌やコントありの総合バラエティーの制作に憧れており、中山の所属事務所の先輩、ハナ肇とクレージーキャッツが出演した昭和の人気番組を引き合いに、「秀ちゃんとは『シャボン玉ホリデー』のような番組をやりたいという思いは共通していて、実際にできればいいなと思う」と願った。
BSフジ「太田光のテレビの向こうで」は昨年1月にスタートした不定期特番で、今回は6度目の放送。ゲストとテレビの将来も考える内容で、太田はバラエティー制作の姿勢として「(フジテレビの過去のスローガンである)『楽しくなければテレビじゃない』はある意味で正しいと思う」と力説。「今後もテレビの『楽しい』を形にしていきたい」と中山から刺激を受けていた。(山内倫貴)
★カズレーザーに太田は苦笑…
太田が司会を務める「サンデージャポン」では、10日にお笑いコンビ、メイプル超合金のカズレーザー(41)が出演。同日夕に女優、二階堂ふみ(30)との結婚を発表しており、太田は「結婚はびっくりしたけど、しれっと番組に出ていたね」と苦笑した。
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