第84期名人戦A級順位戦 佐々木勇気八段-渡辺明九段 第5局の4

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佐々木、形勢を悲観

 前譜の続き。鳩(はと)やぐらに行ったので、鳩森八幡神社で参拝した後、旧将棋会館を見に行った。解体工事は進んでおり、1階と2階だけが残っていた。次に来た時はもうないのだろう。寂しい気持ちになったが、思い出は各人の記憶の中にいつまでも残るものだ。

 図は佐々木が攻勢に出てきたところ。次に[先]4三銀成を狙っているが、[後]6三角と受けられてみると先手に決め手はなかった。「攻めがつんのめってしまった」と佐々木。

 また、佐々木は[後]3三金からの飛車交換の筋も見えていなかったという。この二つの読み筋の狂いで、かなり悲観していたそうだ。

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