有名大出身の日本人男性が猫を殺害した容疑で逮捕された
歌手のGACKTが24日、自身のXを更新し、マルタ共和国で発生した猫虐待事件に言及した。現地では有名大出身の日本人男性が、猫を地面にたたきつけるなどして殺害した容疑で逮捕されたことが報じられていた。
GACKTは過去に約2年間マルタで生活した経験があり、当時の街の様子を「石畳に地中海の光が降り注ぎ、路地には猫たちが自由に眠る。その穏やかな光景を、マルタの人々は優しい眼差しで見守っていた。猫はこの国にとって【神】であり、家族であり、日常に溶け込んだ存在だった」と振り返った。
今回、日本人男性が現地で猫を殺害したことについて、「1人の愚かな日本人が計画的に、街にいる猫を壁や車、地面に叩きつけ、何匹も殺した。その事実を知ったとき、胸が押し潰されるような思いがした」と心境を吐露。
さらに「あの温かい人々の心に、深い悲しみと失望を残したことは想像に難くない。ボクを含め、海外で暮らす日本人は、現地の人々の信頼に支えられている。その信頼が揺らげば、すぐに【隣人】から【よそ者】へと変わってしまう」と警鐘を鳴らした。
「そして、一度失った信頼を取り戻すのは、決して容易なことではない。だからこそ今、マルタに住む日本人の仲間たちが立ち上がっている。亡くなった猫たちへの償いのために。悲しみに沈んだ人々の心を癒すために。そして、日本人としての責任と誇りを守るために」ともつづった。
また、現地在住の日本人コミュニティについて「他の国に比べて大きくはない。現地で暮らす日本人は、肩身を狭くして日々を過ごしている。人は誰でも、自分の国に住む外国人に不満を抱くことがある。けれど、その矛先を【日本人全体】に向けさせてはいけない」と強調。
言葉だけでなく行動で信頼を取り戻す必要性を訴え、「これは単なる寄付ではない日本人が信頼を取り戻すための挑戦だ。少しでもいい。力を貸して欲しい。あの街の猫たちと人々の笑顔を守るために。そして、日本人としての尊厳を守るために」と協力を呼びかけた。ENCOUNT編集部
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