デビュー40周年 TUBE 36回目のハマスタライブで23曲披露「いつまでもみんなと一緒に」

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 デビュー40周年を迎えたロックバンド「TUBE」の毎夏恒例の横浜スタジアムライブが23日、同所で行われた。自身が持つ同所での最多公演記録を更新する通算36回目のステージ。集まった3万4000人の大観衆の声援に、約3時間の熱演で応えた。ボーカルの前田亘輝(60)は「36回もこのステージに立てたことは奇跡と言っていい。こんなしょうもないバンドを愛してくれてありがとう」と感謝した。

 「ありがとうー!」。3時間のステージを終えて、4人はマイクを通さずに生声で感謝を伝えた。支えてくれるファンと、ハマスタのある関内の街の人々への思いを乗せた。

 ♪君とじゃなけりゃ 僕はここにいない――。最後の曲に、ファンへの思いを伝えるためにピッタリな「a song for love」を選んだ。前田は歌唱前に「君たちがいたから、今の僕らがいるんだなと感じています」としみじみと語り、「いつまでもみんなと一緒にいたいけど、遠くない未来にここまでという時がくる。それまでは精いっぱい音楽を続けられたら」と全力で走り続けることを約束した。

 開演は午後6時だが、リハーサルは午後1時。最高気温は35.9度だが、ステージは照明や照り返しで数字以上の暑さ。今年、ベースの角野秀行(60)とともに還暦を迎えた前田は「体感温度は39〜40度ぐらい。過去イチ暑い、地獄でした」。高校野球が熱中症対策で2部制となる時代にも、夏男たちは暑さに負けず最終調整。ステージ上にミストや日傘を設置し、ファンの付いた作業服を着たりと入念な備えをしていた。

 心から楽しんでもらえるライブがモットー。ギターの春畑道哉(58)が「例年より強めで濃いめ」と言うように盛り上がる曲を詰め込み、代表曲「シーズン・イン・ザ・サン」「あー夏休み」など23曲を披露した。

 野外ならではのド派手な演出でも楽しませた。10曲目「最後のLove Song」では、前田が頭から大噴水をかぶるなど計100トンの水を使用。「傷だらけのhero」では、前田が「ガメラ」と呼ばれる火を噴く円盤に乗り込んだ。11年ぶりとなる演出で、「ステージにいる人を狙ったのにみんな熱くて逃げちゃうんだよな」と還暦での“火遊び”を満喫。36回目の夏も楽しい思い出となった。 (高原 俊太)

 ≪アニバーサリー新聞 ファンは出来に太鼓判≫スポニチは公演に合わせて「40周年公式アニバーサリー新聞ハマスタ版」を発売。会場の物販コーナーは大盛況で幅広い年齢層のファンがメンバー監修の新聞を笑顔で手にしていった。6月のハワイ公演を含め、40周年記念公演全てに参戦予定の中西清正さん(53)は、「TUBEが本当に大好き。最高の新聞です」とグループの愛を口にし、新聞の出来に太鼓判を押した。母の恵美子さんの影響で生まれた時からTUBEに親しんでいる吉本凪さん(8)は「TUBEは最高。歌ったり、踊ったり、楽しい」とグループの魅力を語った。

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