清原果耶が主演を務める火曜ドラマ「初恋DOGs」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系／TVerにて配信)の第5話が7月29日に放送された。愛子(清原)、快(成田凌)、ソハ(ナ・イヌ)の関係がまた少し動き、次回が待てないドキドキの展開を迎えた。(以下、ネタバレを含みます)
■こじらせ男女3人が“愛”を知っていくラブストーリー
本作は、ドラマ「愛の不時着」を筆頭に数々のグローバルヒット作を世に送り出している韓国の制作会社・STUDIO DRAGONと、TBSドラマチームが初めて共同制作する、国境を越えた“こじらせ”大人3人のラブストーリー。
清原が演じるのは、離婚訴訟を専門に手掛ける敏腕弁護士で、不仲な両親を見て育ったことで恋や愛を信じなくなってしまった主人公・花村愛子。そして、愛子と互いの愛犬を通じて出会う、動物しか愛せない獣医・白崎快を成田凌、愛子と快と深く関わっていくことになる韓国からやって来た財閥の御曹司ウ・ソハをナ・イヌが務める。
ほか、快が院長を務める「しろさき動物病院」の看護師・渡辺功介を萩原利久、快の動物病院にほど近いドッグカフェの店長・宮瀬優香を深田恭子、愛子が働く法律事務所の所長・本澤恵太を岸谷五朗が演じる。
■快の過去が明らかになる
ソハの祖母の愛犬だった将軍を巡る争い。将軍には、飼育・管理をする代わりに日本円にして50億円の遺産を贈るという条件の負担付贈与が行われることになっている。
愛子は、ソハの親族からの依頼を受けた本澤から、争いを穏便に済ませるためソハの動向を調査し、不適切な事実があれば報告するようにと指示された。
気が進まないながらも調査のために優香の店に向かった愛子。そこでは、快が学生時代の友人・相楽(森崎ウィン)と会っていた。獣医・実業家として成功している相楽は、かつて快と大学卒業後に一緒に病院を開く準備をしていたが、ためていた共同資金、スタッフを奪い去ったのだという。おそらくそれがきっかけで快は人を信じなくなったのだろう。
さらに「それだけじゃない…」とつぶやいた快。その後に、その真相が明らかになる。快と相楽は、大学の近くにあったトリマーの専門学校に通っていた優香と仲良くなったが、ある日、優香と相楽が付き合うように。優香が好きだった快は、諦めたのだった。
■愛子が快に思いを打ち明ける
過去に三角関係だった快。現在の三角関係も動き始める。
快の家の居候しているソハは、快と一緒に将軍の面倒を見ていると判断してもらえたら50億円の遺産が手に入るのではと考えていた。そのお金で、快の念願である動物保護施設を助けたいとも思っていた。
将軍についての協議の日。ソウルにいるソハの兄、姉とビデオ通話を結び、日本では快とソハ、ソハの秘書・ヨンス(ジン・デヨン)、愛子、本澤、本澤の秘書も兼務するパラリーガル・日下部(宮崎秋人)が出席した。
快が「お金はいりません。将軍と暮らしたいです」と主張する中、愛子はソハの日本での様子について「私の知る限り、将軍の世話は白崎さんが。(ソハが)共同で飼育しているとは言い難い状況かと思います」と報告。ところが、本澤の意向に反して「ですが！将軍を連れ戻すのは反対です」と続けた。
「私が知る限り、白崎さんと将軍の絆は本物です。今、間違いなく、将軍は幸せです。そしてソハさんは…、今ここでの暮らしを楽しんでいます。ソハさんなりに一生懸命働いて、将軍と暮らしています。獣医の白崎さんと共に将来的に十分飼育に貢献すると予想できます。よって、将軍の飼育はソハさんに任せるべきです」と主張し、将軍の飼育と遺産を切り離す提案をした。
ソハは「将軍だけ残って、俺には何もないってこと？」とヨンスに話すが、「何もないどころか、いい財産ができたじゃないですか。良き理解者が」と返した。
友情で結ばれる愛子、快、ソハ。絆が静かに深まっていく三角関係に心温まる。だが、恋心も止められない。
その日の夜、ソハから少し前に言われた「素直はすてき」という言葉に背中を押された愛子は、快に「私の初恋は白崎さんです。今、つい考えてしまうのは白崎さんのことです」と告白した。
それに対し、快が「俺は…俺は…」と言ったところで第5話の幕が閉じた。
愛子も優香も「俺には興味ない」と言った快に、「鈍感」とひそかにつぶやいたソハ。ただ快は、愛子が告白をする直前に、愛子とソハを2人にする気遣いを見せていた。ソハの気持ちを感じ取っているとしたら、自分のことだけに“鈍感”なのかもしれない。ソハが「別に好きじゃない。ただ…ずっと頭に浮かぶんだ」と心の中でごまかす相手は愛子なのだ。
“こじらせ”者同士の恋の三角関係は、やっぱり“こじらせ”た方向へ進んでしまうようだ。しかも次回、8月5日(火)放送の第6話予告では、ソハの姉が快に「好きです」と告白するシーンが。ますます複雑になる展開が待っている。
◆文＝ザテレビジョンドラマ部
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