第84期名人戦A級順位戦 千田翔太八段-中村太地八段 第6局の4

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千田、大長考を語る

 考えも考えたり、実に1時間58分に及ぶ大長考だった。[先]4一角から寄せ切って勝つ変化は、とことん掘り下げたものの断念。最終的に千田は元々本命視していた[先]7四飛で折り合いをつけた。

 それにしても、約2時間もぶっ通しでよく考えられるものだな、と感心する。直後の疲労具合はどうなのか?

 「おっしゃる通り、確実に気力体力は消耗します。ただ、消耗の度合いは考慮中の精神状態によってまちまちだと感じています。場合によっては、余裕を持って考える2時間よりも、切迫した20分の方が負荷がかかるかもしれません。今回の長考は、方針立ててゆったりと読んでおり、時間の割には消耗は激しくなかったと思います。所々で休んでもいます。それでも詰むや詰まざるやの展開が絡むので大変ではありました」(千田)

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