元テレビ朝日社員の玉川徹氏が30日、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」に出演し、ゲスト出演した前参院議員の佐藤正久氏が「国民が石破政権にノーを突きつけた」との言葉に、「自民党にノーなんじゃないんですかね」と疑問符をつけた。
番組では、29日に自民党役員会があり、両院議員総会の開催決定となったことなどを伝えた。佐藤氏は28日の自民党国会議員による懇談会について「石破首相の続投を望む声は5、6人だった。40人くらいがけじめをつけて退陣を求めた」などと述べた。「参院選の大敗は当然候補者と自民党に一番責任があり、石破さん1人の責任ではないのは当然。ただ、トップとして掲げた目標ラインに届かなかった結果責任をとって総裁選に進むべきだという意見が多かった」と話した。
玉川氏は「本当に石破さんを引きずり下ろすということになったら、さらに支持率は落ちるでしょうね。そう思いません?」と尋ねた。
佐藤氏は「落ちるとは思います」と認め、「続投を望む声は自民党支持層にもありますから。ただ組織を立て直すというときにトップが責任をとらなくていいのか。これは多くの組織に言えること。今回は民主主義の根幹の選挙で国民が石破政権にノーということを突きつけた。しかも…」と発言していると玉川氏が「石破政権にノーなんですかね。自民党にノーなんじゃないですかね」と選挙の敗因分析に疑問符を突きつけた。
佐藤氏が「石破政権は議院内閣制で…」と答えようとすると玉川氏は「理屈は分かってますよ」とし、佐藤氏が続けようとすると、「十分、分かってんだけど支持率下がるんじゃないですか?」と重ねて問うた。
佐藤氏が「聞いてください、聞いてください」と手で制し、「与党で過半数という目標を総裁自らひいたわけです、結果が達成できなかった。その責任をとらないと、組織としてガバナンスがもたないと思います。別に総理から給料もらっているわけじゃない。トップが説明を責任をとるからわれわれはついていく」などと持論の述べた。
玉川氏は「お好きにすればいいと思うんです。ぼくも自民党員じゃないんで」とし、「この流れを見てると、皆さんがそいういうことをやればやるほど自民党は支持を失うんじゃないかと思いますよ、というだけの話で」と述べた。
玉川徹氏 落選したひげの隊長・佐藤正久前議員と舌戦「石破政権じゃなくて自民党にノーなんじゃないですかね」「聞いてください!」
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